Ensoniq MR76が届いた!!

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予定通り、落札したensoniq MR76が届いた。出品者の方は女性みたいだったけど、結構しっかり梱包されてた(箱がnord stageの箱だったのは笑った)。中古で何かを買ったら最初にやることは掃除。かんたんマイペットで全体を拭いて、鍵盤の汚れも隅々まで拭いた。若干の日焼けはあるものの、致命的な破損はなし。

せいぜい、マニュアルの表紙が取れてなくなってしまっているくらい。10年も前の楽器だから、ピカピカじゃないのは仕方がないかな。ライブでも使ったのか、立てかけて横がザラ付いてるところもあったりした。

鍵盤はウエイテッド鍵盤だけど、ハンマーっぽいというよりは、おもりやバネでピアノらしさを出しているような感触だ。タッチだけなら、カシオの現行モデルのほうがリアルだろうな。時代は進化してるわけだし。この戻りの早さはバネで出してるんだろうね。

音は結構シンセ寄り。波形ROMの容量は16bitリニア換算で14MBと小さいけど(YAMAHAのS90なんて100MB以上ある)、時代が時代だからこれでも頑張ってるほうだろね。なもんで、波形の少なさをエフェクトで補ってる感じ。でも、エフェクトはさすがにエンソニック。

掃除が終わってから色々いじってみたんだけど、想定してなかったうれしい機能があった。というのは、電子ピアノだったら結構ついてるリズムの自動演奏機能があった。ジャンルも色々あって、1つのテーマで8種類のバリエーション/フィルインがある。ボタンが8個用意されてるんで、ジャンルとテーマを決めたら、リズム演奏しながら適当にバリエーションを8パターン変えることができる。これならホームキーボードっぽい使い方もできる。

持ち歩いたからか、このあたりに傷が集中している。無いに越したことはないんだけど...
左側に傷多数

今となっては貴重なエンソニックのロゴ。

ensoniq!!

間違って出品者も意識していなかったエクスパンションボードが入ってはいないかと、底面のボードを差し込むソケットの蓋を開けてみたけど、やっぱり何も無かった。

底面のスロット

エンソニックのOTTOチップ2個。これって、後にensoniqがサウンドカードを出したときにも、ボード上に載ってたんで、知ってる人は知ってるはず。ってことは1万円未満のサウンドカードと同じ部品が載って30万以上?

OTTOチップ

OSのバージョンは2.11っぽい。v2.0のマニュアルが付いてたし。

EPROM v2.11

2023/6/4追記
需要があるかわかりませんけど、この当時スキャンしてでPDF化しておいたMR-76の日本語マニュアルをアップしておきます。
mr76manual.pdf

mr76manual_v2.pdf