昔コケたときに交換したSAVAGEのMT-01用エンジンスライダー。
単に傷だらけでカッコ悪いだけで、丈が短くなっているわけではないので、機能的にはまだまだ使えるはずです。それに、もう売ってないので、できれば延命させたい。
というわけで、この傷を隠すためにキャップを作ることにしました。

まずはBlenderでモデルを作ります。
MTのロゴはフリーなSVGファイルを見つけてきて、メッシュに変換してからモディファイヤーで立体化して、キノコ状のキャップにブーリアンを使って窪みにしました。
単純な作業なので、何をしようとしているかはこれで伝わるんじゃないでしょうか。

スライスしてサポート材を付けたのがこれ。この形で印刷されます。

直径39mmと小さいので印刷に1時間かかりませんでした。
キノコの脚部分はスライダーの穴の直径が26mmだったので26mmにしましたが、できあがったらジャストすぎて緩かったので、1mm増やしたほうがよかったようです。
表面の凸凹はやすり掛けして塗装すれば目立たなくなるでしょうが、ロゴの窪みはもう少し浅い方が汚れても拭き取りやすくなると思います。
これは試作品なので、微調整してから改めて印刷してみます。

この試作品は脚が短くて径がちょうどすぎて緩かったり、ロゴが深すぎて汚れそうだったりといくつか改善が必要だったので、翌日やり直しました。
傘部分の厚さを4mmから3.5mmに、直径を39mmから38mmにして、足の径を26mmから26.5mmに。足の長さは10mmから15mmにして、下の部分に径が26.5mmになるように薄っすら帯状の厚い部分を追加。
この変更によってスライダーに取り付けたときの全体のラインが少し綺麗になり、ちょうどいいテンションでキャップが刺さって固定されるようになりました。

実際にとりつけたときのBefore/Afterですが、このスライダーが転倒で傷になったとしても、摩耗で本来の機能が果たせなくならない限り、キャップを交換するだけで使い続けられるはずです。

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