帰省2日目はあいさつ回りなど

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雷雨の夜が明け、7時くらいに起きたと思いますが、空はまだ曇っていました。
見ての通りタープはテントの一部にしか被っていないので、テントの大部分は雨を浴びていて、地面が露出しているところからの跳ね返りでまずまず汚れていました。このエリアにテントを張っているのは私だけで、これが連休になったら本当に埋まるのかはなはだ疑問です。

ひとまず、昨夜の残りの芋煮を温めて食べ、遠く離れた水場に道具を洗いに行きながら埋まっているサイトの数を数えてみましたが、せいぜい5つといったところです。

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少し陽が出てきたので、日向の空きサイトにグランドシートを広げて干したり、テントはバラして乾かしてから張りなおしました。

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今日は親戚と地元でお世話になっている人にあいさつに行こうと思ってましたが、それも午後のことなので、午前中は実家跡の様子を見に行ってから、時間が余ったら銀山にでも行ってみようかと。
実家があったところに行ってみると、もうそばの刈り取りも終わって、赤い蕎麦の茎だけが残った状態です。去年は家が建っていた場所には蕎麦が撒かれていませんでしたが、今年は去年よりも広くそば畑になっていました。
この一帯は我が家の土地ですが、遠くに見える木が生えている小さい斜面もうちの持ち物です。その周辺にも荒れた畑がたくさんあります。もともと養蚕を営んでいた時の桑畑があったりするんですが、今はただの荒れ地です。1円にもならない土地だけが残って、固定資産税だけ取られています。

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そば畑をのぼって、上から車を停めている場所を見下ろしてみます。
いかに広いかってことですね。
遠くにある矢印はキャンプ場のある徳良湖方面です。ほんとに実家からすぐです。

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ここで景色を眺めていてもただ悲しくなるだけなので、銀山温泉に行ってみました。
大型のバスが次々やってきていて、英語もちらほら聞こえてきます。
観光客が完全に戻ってきていて、平日なのに結構にぎわっていました。

有名な映えポイントになっている旅館の前には風情のないハイエースが停まっていて、結構観光客から鬱陶しがられていました。なんで今停めてあるんだ、と。
昼に来ても人は多いし、障害物が映り込んで面白くもないので、10分ほど滞在しただけでキャンプ場に戻りました。

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チェックアウトとチェックインのはざまの時間なので、連泊している人くらいしかキャンプ場にいませんが、連泊している人がそもそもいないので、貸し切りみたいになっています。
右がB-1で、左がB-33とか、Bブロックの最後の方のサイトです。

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キャンプ場に戻って、昨日買っておいた豚のロースを焼いて食べて、午後は親戚の家に行きました。
まずは、祖父の生家、要はうちの本家にあたるところです。
チャイムを鳴らしてみましたが、誰も居なさそうだったので帰ろうとしたところ、背後で戸が動く音がしました。ばあちゃんが居るようです。
「あなた、だれ?」みたいな顔をしているので、しげるだということを伝えたらようやくわかってもらえました。他の人は不在みたいなので、ばあちゃんと2時間ちょっとかな、何度か同じ話を繰り返させられながら、お茶を1Lくらい飲まされ、里芋の煮物とりんごをたらふく食べて、もう限界かなっていう頃に家の人たちが帰ってきて、軽く話をしてから戻ってきました。

地元に戻ってきてから、地元でお世話になっている遠い親戚の家に行き、近況の話をしたりしましたが、うちのお隣のご主人が夏にがん手術で意識が戻らなくなって亡くなったことを知らされたり、この集落も確実に終わりに向かってるなって思わずにはいられません。聞けば、尾花沢市はすべての小学校と中学校を近々1つの小中一貫校に集約する予定だそうで、市内全域から子供をマイクロバスで通学させることになるとか。
全国的に見てもトップクラスの人口の少ない市なので、この流れは止めようがないでしょうね。
全て雪が多いせいです。人が住むには向かないんですよ。

そんな暗い話をして2日目は終わりました。
昼に色々食べて食欲もなかったので、夜は簡単にカップ麺にしました。
昨日とは違って天気も良かったんですが、何をするでもないので早々に寝ました。