心電図(ECG)が取れる中華スマートウォッチ E500

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AliExpressでPTTのバンド付きで3,500円で買ったスマートウォッチが2日ほど前に届きました。
5/2に注文したので、たった8日で届いたことになります。ちょっと驚きの速さです。

SMART WATCHとプリントされた箱に入っていて、アノニマス感が凄いです。
よくあるApple Watch的なサイズで、アルミ削り出しボディみたいな説明だった気はしますが、黒く塗装されているので素材までは不明です。右側にダイヤル兼ボタンと、ECGを計測するときに指を当てる接点があります。とても軽くて、装着感は全然感じないくらいです。安くても、工業製品として一定のレベルには達していると思います。普通に装着して出かけても恥ずかしくないというか。

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ECG, E500とかで検索するとレビュー動画はたくさんあるので、詳しい紹介はそちらを見てもらうとして、データ収集したりするH Bandというアプリの画面を軽く紹介します。
今回私にとって一番重要だったのがECGテストです。Apple Watchと同様に、スマートウォッチ側でもアプリ側からでも計測を開始できます。アプリにデータを取り込むと、その波形から診断結果を表示してくれますし、必要であれば画像ファイルに書き出して医師に提供することも可能です。このあたりはiPhoneと同じです。今のところ正常そうな結果が出ていて、一応参考にはなると思っています。

ECG以外にも、夜間の睡眠の質(0時から7時に計測するように固定されているっぽいので、夜勤していて昼に寝る人がどうなるかは不明)、寝ている間の血中酸素濃度や無呼吸警告、心拍数、血圧、体温、血糖値などが測定できることになっています。
血圧や血糖値を時計でどうやって計測するかはとても興味深いですが、しばらく使っていたところ、血糖値と睡眠の質の判定はちょっと怪しいことはわかってきました。血圧は大丈夫そうで、自分が意識している普段の正常な血圧を5分ごとに記録しています。

睡眠の質判定が怪しいのは、夜中にトイレに起きたとしても、それが起きたことになっていないからです。Huawei Watch GT2 Proでは覚醒はちゃんと記録されていました。その一方で、歩数は夜間にトイレに行ったときの分もカウントされます。
血糖値の何が怪しいかは、もうちょっと裏が取れてから改めて書きます。まだ十分な証拠が無いので。
ECG測定は、アプリから測定する分にはいいんですが、ウォッチ単体で測定したデータがアプリ(H Band)に取り込まれないところはおかしいと思います。血糖値についてもそうなんですが、それ以外にも何かありそうな気がしています。
ともかく、H Bandというアプリが専用アプリではなく、中華スマートウォッチすべてに対応した汎用アプリというところが肝です。どのスマートウォッチを使うかによって、同期できるデータとそうでないものがあるように思えます。

Apple Watchのように多機能ではありませんが、この手のヘルスデータを収集することに特化した安価なデバイスとして考えれば、バッテリーも数日持ちますし、まぁ、ありなんじゃないかと思います。なんといっても3,500円です。(Amazonでも買えますが、倍以上します)
今のところ買ってよかったと思っていますが、必要なのはECGだけなので、トータルでバッテリーの持ちとか機能、信頼性を考えたら、Huawei Watch GT3 Proの心電図が日本で認可されたときに乗り換えるかもしれません。

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アプリで各測定値の詳細画面から共有ボタンをタップすると、画像ファイルとして計測データを書き出すことができる。
心電図だとI誘導(左手と右手の電位差)として波形が書き出される。

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