こちらから送った手紙にはあえて電話番号を書きませんでした。
先方にも先方の事情があるだろうから、郵便が配達できなかったときの返送に必要な差出人の住所くらいは封筒に書きますが、情報の出し過ぎはお互いに良くないと思ったので。
茶封筒には便箋2枚の手紙が入っていて、初めて読む母親の字は結構汚かったです。
中身は、手紙へのお礼、私に対して謝っても謝りきれないこと、育ててくれた父への感謝の気持ち、現在の家族構成や元気だということ、できれば早く会いたいということでした。
電話番号が書かれていたので、電話してほしいということなんでしょう。
なかなか達筆だったので、手紙でのやり取りはお互い大変ですし、もし連絡するとしたら電話でしょうね。
71歳という年齢が年齢なので、下手したら認知症だったり、病院通いするくらい弱っているかもしれないと若干不安はありましたが、字が汚いというだけで頭はハッキリしていそうですし、結構丈夫そうに読み取れました。
ただ、2人いる子供のどちらも独身で同居しているそうなので、これには地雷感が強めな印象です。
口火を切ったのはこちらなので、あまり時間を置かずに電話してみるつもりです。
やはりというか、実際に返事を受け取ってみても、自分の心に特別な感情は芽生えませんでした。
人への思いというのは、血のつながりより過ごした時間の長さの方が大事だと思っています。
どのような理由があったか知りませんが、双方実家が近いのに何の連絡もなく、一度もコンタクトしてこなかった人なのです。
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