DIAWALLでギターを壁にかけてみる

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突然ギターとベースを手に入れてしまい、仕舞う場所に困ってしまうわけで、床置きの安いギタースタンドを2本くらい買おうと思ってはみたものの、あれって何気に場所を食う。ずっと置きっぱなしにしてたら埃が溜まりそう。

そんな中、ネットで色々調べていたら、壁に掛けるためのフックが売られている。中には、島村楽器オリジナルの、メタルラックにひっかけるギターフックというのもあったりして、追加の設備もほとんど必要無いし魅力的に思えたんだけど、うちのメタルラックはギターフックをひっかける場所が無さそう。
でも、ほとんど利用価値が無い壁面を収納として使える壁掛けっていう方法は魅力的ではある。
じゃ、どうやって実現すればいいか。。。

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ネットで色々調べてみると、ホムセンで売られている2x4の角材を縦に突っ張り棒のようにして固定するためのDIAWALLという製品があって、それを角材にはめるだけで簡単に柱を立てられるんだとか。
かなりの強度があって、その柱に直接フックを固定したり、2本の柱の間に板や棒を渡して棚を作ったり、色んな使い方ができるらしい。単なる突っ張り棒なんで壁に穴をあける必要もなく、材料も、8フィートの角材で1本あたり1000円未満。
SPF材にオイルステインで好きな色に着色したりできて、アレンジも簡単なんだそうだ。いいことづくめ。

ならばと、AmazonでDIAWALLを2セットと、ロック機能が付いたギターフックを3個購入。DIAWALLは、ホムセンの2x4の木材売り場にほとんど必ずといっていいほど置いてあるんだけど、値段が1200円以上する。Amazonだと800円台。ギターフックは、ロック機能が付いていて一番安いのが900円台だった。
週末に唐木田のぐりーんうぉーくにあるコーナンに行って、8フィートの2x4のSPF材を2本(1本580円くらい)買って、2355mmにカットしてもらった。あと、横に渡す板として、140x1380mmのSPF材の板も。これでカット料30円x2を入れて2000円くらい。
なぜ近所のユニディじゃなくてコーナンに行ったかというと、ユニディには12フィートと6フィートしか売られていなくて、値段も結構割高だったから。コーナンは8フィートの角材があって、値段も安め。8フィートだと、ミニバンで何とか入る感じだった。
ギターフックを板に現物合わせしてみたのがこの写真。付属の木ネジだと板を突き抜けてしまうのと、木ネジ2本だけで固定するという構造がちょっと不安。ドリルで穴をあけて、ボルトを貫通させて裏をワッシャーとナットで固定する方法を採ったほうがよさそうだ。

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角材にDIAWALLを取り付けて立ててみたのがこれ。
床から天井まで2400mmちょうどなので、説明書通りに角材を45mm短い長さ、2355mmにカットした。長さとしてはちょうどいい。立てるときにきつすぎず、簡単に傾くこともない。

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この横板はカットして出た端切れだけど、イメージとしてはこんな感じ。板を横に渡して、そこにフックを取り付ける。

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あとは、板を何色にするかということだけど、ありがちな茶系じゃなく、ここは大胆に青にすることにした。
ギターの青とかぶっちゃうけど、青い木目っていうのもそうそう無いし、人に見られる場所でもないから。
そうなると、青い水性オイルステインのあるメーカーはとても限られていて、ターナー色彩のネイビーブルーのを買おうと思てったんだけど、どうやら廃盤になってしまっているらしく、通販サイトでまともに買えるところが無い。代わりに、ターナー色彩のウッドワックス用の下地塗料としてネイビーブルーがあって、これは下地だけで使うこともできるとか。
ひとまずそれに決めようと思ったものの、もうちょっと調べたら、アサヒペンの水性ウッドジェルステインという商品にインディゴブルーという色があるのを見つけた。
これなら現行品だし、明るすぎるようだったら黒を合わせて暗くすることもできる。

早速Amazonで購入し、カットしたときの端切れに試し塗してみたところ、このままでも悪くなさそうだということになって、天気がいい平日の昼に一気に塗ってみたのがこれ。
屋外の明るい場所だから、かなり鮮やかに見えるけど、むらになることもなく、木目は綺麗に出ている。これは1度塗りのみ。

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単なる液体じゃなくてジェルだから、木材の上にとどまる時間が液体より長くて、手早く塗り広げてさえしまえば、むらになってしまうことは無い。仮にむらになったら、重ね塗りするなどして斑を目立たなくするだけ。
手についても石鹸とタワシで落とせるけど、できる限り手袋をして塗ったほうがいいね。必ず手が汚れるから。

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色さえ塗り終わってしまえば、あとは室内でくみ上げるだけ。
その前に、板を柱に固定するための木ネジと、ギターフックを板に固定するためのボルトをホムセンで買ってきた。
木ネジはなるべく目立たない色にするためにブロンズのをチョイス。コーティングされた白いのもあったりするんで、きっちり位置決めして固定できるなら白でもいいかも。

板にギターフックを固定するわけだけど、ギターの大きさをそれぞれ計って、フックの間隔は35cmに決めた。
柱に固定するときのネジの位置や、部屋の壁との距離など、ギターが無理なく収まる位置で、かつ、等間隔に綺麗に並ぶように穴を開けてボルトで固定していく。

板が完成したら、次は柱を2本立てて位置を決め、板を横に渡して最初の穴をドリルで開けて板を止める。
水平器で板の水平を出した状態で、板を柱に重ねてもう一方の柱にドリルで穴を開けて、仮止めして水平が出ていることを再確認。問題なかったら残りの全部の穴を開ける。
穴が十分におおきければ、柱を立てた状態で木ネジを固定できるんだけど、4.5mmくらいの木ネジに対して3mmくらいのドリルで下穴を開けてしまったので、とても立てた状態では力が入らなくてねじ込めなかった。しょうがないんで、床に柱を寝かせて板をねじ止めし、完成形にしてから立てるという方法を採らざるを得なかった。
柱を立てるとき、床側のDIAWALLは壁との間に巾木を挟んでいるので、天井側とくらべて7mmくらい手前に出ている状態になる。これだと、天井側のDIAWALLの位置が不安定になるので、8mmの角材を買ってきてカットし、天井側のDIAWALLと壁の間に両面テープで固定した。

で、出来上がったのがこれ。かなりフックが手前に突き出た印象だけど、あまり壁にピッタリくっつくよりは汎用性もあるし、これだけ離れていたらアコギもいけるでしょ。

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実際に吊るして、均等に綺麗に並んでいる様子はとてもいい。
この写真だけを見ると、とても納戸の中だとは思えない。
屋内で見ると、インディゴブルーも濃い青になって、挿し色が効いてる。
ただ、DIAWALLは茶じゃなくて白のほうがよかったかもね。

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とまぁ、総額8,000円ちょっとでここまでしっかりしたスタンドが完成しました。