TXT-1を4WS化

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TXT-1は元々4WS化が想定されていて、リアは可動ステアリングを固定して組み立てられている。
それをアンロックしてやれば4WS化できるんだけど、中古で買うと若干パーツが足りないので、タミヤのハイトルクサーボ用サーボホーンと、リア用のサーボ、プロポにフリーのファームウェアをインストールするためにプロポの基盤にプログラマーを接続するためのはんだ付け作業とファームウェアのインストールが必要になる。


20190120131334.jpg ハイトルクサーボ用のサーボホーンはタミヤのオプションで1600円くらいする、アルミのサーボホーンが入っているやつ。
プロポのファームをインストールするために、プロポを分解してプログラマーに接続するための端子をはんだ付けする。
はんだ付けするのはこの穴。裏側にそれぞれの端子の名前がシルク印刷されてるんで、はんだ付けしたコードをプログラマーの端子に接続する。

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使用したプログラマーはよくあるこれ。中国から買って、送料込み250円くらい。

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YouTubeに手順は出ているけど、それでいいのか不安なところがいくつかあって、それも調べたらいつかは情報にたどり着くんだけど、備忘録として書いておくと。
プログラマーを接続するときは電池を抜いておくこと。プログラマーからの給電で動くことになるので、プロポの電圧低下アラームが鳴るけど、これ自体は正常だから気にしない。書き込み保護されている的なエラーが出て書き込めないときは、強制的に書き込みを許可するように設定変更し、その設定を書き込んでから作業する。
GitHubからダウンロードしたs19ファイルをプログラムタブで読み込んで、CTRL+Pしてベリファイが完了すれば終わり。仮に失敗しても、文鎮化することはないから、また何度でも8000番地以降にファームを書き込めばいい。
書き込みが終わったら、グローバル設定で、プロポが使用可能なチャンネル数を8にしてしまったほうが楽。3CHのままだと何かができなかったような気が。
プロポの4WS化の作業はYouTubeにもあるから、それに従うだけでできるんだけど、基本的に各メニューに入るときはダイヤルを長押しして入る。ただ短く押すと標準の設定にしか入れないから、動画を見ていても長押しかどうかが判断しにくくて全く理解できないことも。

次にリアのサーボステー。取説を見ると、フロントとは若干構造が違っていて、17mmのスペーサーをかまして、アンダーガードからだいぶ車体側に寄った位置にサーボが浮く感じになるらしい。
サーボの取り付け方法としては、樹脂と金属の2パターンを検討したんだけど、加工のしやすさと入手性を考えたら樹脂だろう。今回は、ダイソーに売られているこのケースを切断してL字のサーボステーを作ることにした。これだと樹脂の厚みが3mmくらいあって、それぞれの角が90度(品物によっては、上部に向かって広がるような形をしている)だから、どこを切っても直角のパーツが取り出せると考えた次第。
欲を言えばABS樹脂で3mm厚くらいだったらよかったんだけど、ポリプロピレンでもしようがない。

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切って削って穴をあけて色を塗ったのがこれ。
穴あけが結構むずかしくて、両方の部品の全く同じ位置にあけるのに苦労した。事実、最初に作ったパーツは穴の位置が合わなくて作り直しになってしまったし。
あと、そのままだと透明になってしまうんで、艶消し黒で塗装して終了。

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樹脂の厚みが十分にあるから、まぁまぁちゃんとできたと思う。

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プロポの設定でグリップ上のボタンに4WS関連の機能を割り当て、カニ歩きモード(CRB)と通常の4WSモード(NOC)の切り替えと、ステアリングを、前だけ、前後、後ろだけを切り替えることができるようになっている。
ひとまず動くようにはなったものの、カニ歩きモードにするとリアのサーボが少し曲がった位置に動くのが気に入らなくて、これのせいで綺麗にカニ歩きしてくれない。それ以外の通常の4WSでは問題ないんだけどね。
あと、ものすごく小回りが利くようになるけど、直進性は一気に下がる。リアが固定されなくなったぶん、一度ステアリングを切ると、手を放してもまっすぐに戻ることはなくなる。そういう遊び方をするための車両じゃないんで、まぁ、そういうものかなということで慣れるしかないだろうね。