Life with 34

10年前にバンクーバーで買ったDIESELのウェストバッグが、レザーの塗装がボロボロになってしまって、さすがにいい加減みすぼらしいというのもあって、何かいいの無いかな～としばらく探していたところ、fashion laboなるショップオリジナルのウェストバッグが、送料無料で半額(2,980円)になっていた。

DIESELのは$90 CADくらいだったかと思うんだけど、それと比べたら格安だし、値段も安いから、失敗したとしてもダメージは少ないかな、、、という後ろ向きな理由で買ってみた。色はたくさんあるんだけど、茶と紫で迷って紫に。

ウェストバッグって、市場にある半数以上はアウトドアテイストだと思うんだけど、シティユースというか、アウトドアっぽくないのを探そうと思うと、吉田カバンかブランドものみたいになっちゃって、なかなか好みに合うのが無い。その点、DIESELのは、アウトドアでも吉田カバンでもないという意味でとても好きだったんだけど、同じようなのはその後出なかった。

今回買ったウェストバッグは、ショップが企画したものらしく、ベルト以外はオールレザー。ジッパーとバックルはフルメタル。おかげで、ウェストバッグとしては重い。650gくらいあったかな。大量のジッパーが付いてはいるんだけど、それぞれのポケットがとても小さいんで、メインのポケット以外はあまり役に立たなそうという微妙なお品。金属のジッパーは革に接触すると引っ掻き傷を作るし、重量を増やしてしまうこともあるから、ポケットそのものを少なくするか、レザーベルトにしてみるとか、色々やりようはあったんじゃないかなと思わせる。
容量は割と標準的だと思う。

あと、中国製の革製品にありがちな、加脂剤と思しき匂いがすごい。YoobaoのiPadのレザーケースを買ったときもそうだったけど、このバッグもそれと同じ匂いがする。しかも物凄い。匂いがなくならないと電車に乗ったりするのは無理っぽい。
ということで、届きはしたものの全く使い始められなかったんで、ダイネーゼのレザージャケットを洗うのと一緒に、レザーウォッシュで洗ってみた。

結果、加脂剤が抜けて結構硬くなりはしたものの、臭いは全く気にならないところまで減った。これなら電車でも迷惑をかけることはないはず。塗装はちゃんとしていたのか、革の塗装も変化はなかった。硬さも、使っていけば多少変わってくるし、硬くなったおかげで、ぐにゃっとした萎びた感じも減ったかと。

身に着けて色々いじってみて思ったのは、ジッパーが全然なめらかじゃないこと。金属のジッパーなんで、安物だと滑りが悪いわけだけど、カーブしていたり、タブの形状なんかによっても使い勝手は変わってくるね。結構重要なところだけに、この先どうなるのか心配。