ASUS S500CA到着

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落札したASUS S500CAが届いた。
15.6インチというと、向かいに影だけ見えるlenovo G570と同じサイズというわけで、フットプリントは相当デカい。でも、Ultrabookで光学ドライブが無いから、本体はかなり薄く感じる。

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動作確認のために初期設定を済ませ、不要なKingsoft Office 2012をアンインストールし、Windows Updateを全部適用してからWindows 8.1をインストール。ME400Cで遭遇した、8.1をインストールすることで動かなくなるデバイスは無くて、何事もなかったかのように8.1で起動した。事前情報が特に見当たらなかったから、恐らく問題は無いだろうと思っていたけど、バックアップを取る前に8.1をインストールしてしまったから、起動が確認できるまでは冷や冷やモノだった。

また、8.1の適用によって、プリインストールされていたデスクトップアプリはあらかた消えるんで、McAfeeも居なくなってくれてすっきりした。プリインストールアプリとしては、McAfeeの体験版とKingsoft Officeくらいで、あとはASUSのアプリのみ。シンプルなのはいいことだ。

使用感としては、結構意外だったのがハイブリッドHDDの起動の早さ。SSDだから早いに決まってるんだけど、所詮は24GBだけでしょ?みたいに舐めていたのが、電源ボタンを押して10秒ちょっとでスタート画面が表示されるのは快適だ。それでいて、容量は500GBあるわけだから、速度と容量の両方を満足できているのは凄い。どうしても軽量化しなければならない以外は、ハイブリッドHDDが最良な選択のような気がする。ちなみに、出荷時はC,Dドライブとして250GBずつパーティションが設定されていた。

画面は十分に見やすい。明るいし、角度も広い。10点マルチタッチの操作性も申し分無し。ただ、光沢スクリーンでサイズが大きいから、指すべりの悪さは、小さい画面のタッチパネルと比べると格段に悪く感じる。実際には必要ないんだけど、画面が大きいから、スワイプ時のアクションもつい大きくなりがち。
指すべりの悪さは、そのうち届く非光沢保護フィルムで改善されるはずなので、そこは追い追い。

キーボードのストロークが少ないというレビューを見たことがあるけど、確かにこれは同感。特に、タイプする量が多い仕事の人には向かないキーボードだと思った。キーの感触はちょっとゴムっぽい。しかも、反発が大きい印象で(ストロークが短いことに対するミスタッチ対策かも)、いつもの感覚でタイプしていると、押されていないことが多々あった。早く打つには力が要りそうだ。バックライトは無し。テンキー上部に<>というプリントが付いたキーがあって、それを押すと、ASUSのアプリが起動するようになっていて、VivoBookの設定確認・変更が簡単にできるようになっている。

巨大なタッチパッドは意外に曲者で、最近よくある、パッドとボタンが分かれていない一枚のパネルみたいなタイプなんだけど、これが強烈に硬い。ボタンは相当力を入れないと押せない。なので、デスクで作業するならマウス併用をおすすめ。

ACアダプターはちょっと大き目。重くは無いけど、あまり持ち運ぶには向かない。バッテリーは取り外しできないんで、へたって来たらそれまでかも。eBayで売られている値段は9,000円弱。と安くは無い。

本体の仕上げは、Transformerシリーズでもなじみのヘアライン加工されたアルミが使われていて、HP 1000やlenovo B590のようなプラスティックっぽさは皆無。仕上げはとても綺麗だから、エントリーモデルという印象は全然感じられなかった。

音は、本体が薄いから低音は期待できないとしても、そこそこ聞ける。Sonic Master technologyというロゴがキーボード面に付いている。レビュー記事によっては評価は高いようだ。

総評としては、4万年近い金額でlenovo B590を買うくらいなら、1万円上乗せしてこっちを買うべき。ホームユースだったら絶対満足度は高いはず。ただ、視力に問題がなければ、こんなに大きなノートじゃなくてもいいとは思う。