T-falの取っ手を分解修理

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

妻が昨日、府中の島忠でT-falの鍋セットを買ってきた。

なんでも、鍋とフライパンは焦げ付くようになって、かつ、取っ手もカチッと閉まらなくなって役に立たなくなってしまったんだとか。取っ手は単体でも買えるけど、たしか2,500円くらいしたと思うんで、鍋セット(インジニオ)が8,000円台で買えたのに、取っ手が壊れて2,500円ってのは何だか。。。

ということで、分解して修理できないものかと調べてみることに。

分解自体は至って簡単。ネジもなければ、接着されてもいない。爪楊枝で、外から見える唯一のシャフトを押し出すだけ。

可動グリップ根本の樹脂カバーも、爪楊枝でちょっと持ち上げれば簡単に取れる。

分解してみて思うのは、何年使ったかわからないけど、たかが取っ手でも、食洗機に入れて洗ったりしているうちに内部にまで汚れが入ってくるものなんだなってこと。たまには分解して熱湯でもかけた方がいいんじゃないだろうか。いまさらお湯をかけても、落ちる汚れは知れていたし。

さて、グリップとカバーを外してみると、あー、いきなり樹脂パーツの穴が破損しているのがはっきりわかった。これのせいで、部品が固定されなくなってロックできなくなってしまったわけか。そこ以外は壊れている様子がないから、これさえ直せれば復活しそうだ。
分解して中を見てみると、これ以外で壊れそうなのは、ロックを解除するときに押す両サイドのボタンが怪しい。これも、樹脂のテンションを利用した単純な仕組みだから、これが折れる可能性もあるかなと。

で、壊れている部品自体もシャフトが通してあるだけで、暑さ3.5mmほどの樹脂の板。さすがにこれなら金属でも樹脂でも自作は可能だ。
ということで、大体の目星が付いたんで、ひとまず家族で食事へ。相模原の一番カルビに行った。元が取れるとかはどうでもいいから、値段を気にしないで食べたいものを食べたいだけ注文したいんで、家族で食べ放題コースで。妻が1,000円分の割引券を持っていたこともあって、6,800円で済んだ。普段殆ど肉を食べないんで、年に1度あるかないかの焼き肉は自分にとっては相当なイベント。好んで食べないながらも、たまに食べたら美味しい。家族も喜んで食べてたし、よかったんじゃないだろうか。

食事の帰り道、通りがかったコメリで土嚢袋と小判型のスチロール製の名札みたいなのを買った。T-falの取っ手を修理するためにアクリル板でも買おうと思ったんだけど、店内を見回したら、求める厚さで既に1個穴が開いた適当な板があったんでビビビってきた。

帰ってから早速作業にとりかかる。取り外した樹脂パーツを上に置いてペンで大体の型を取って、のこぎりで切ったりやすりで削ったり、ライターで炙ったり。
で、出来上がったのがこんな部品。
あまりジャストサイズまで小さくしてしまうと、部品の強度がどの程度なのか心配だったんで、あえて少し大きめのままにしておいた。

部品を組み込んでシャフトと金属のカバーを取り付けて元通りにしたところ、本来の機能が復活!カチカチと正常にロックするようになった。どうにかなるもんだな。ただ、この部品自体は熱に強くないから、鍋に取り付けたまま使ったりしたとき、どの程度耐えられるかは使ってみないとわからない。もしも同じようなことをyってみたいと思うなら、耐熱性が高い樹脂を加工するか、最初からアルミなどの金属で作ったほうがいいだろうね。