アトランタまでは。
実は、シャーロットの空港で飛行機に乗って、いよいよ離陸という位置まで飛行機が進んでから突然アナウンスがあって、「アトランタに暴風が吹いていて着陸できないので45分離陸を見合わせます」みたいなことを言っていた。乗り継ぎの時間が1時間くらいしかなかったんで、アテンダントに「1時間しかないんだけど？」っていうと、
「全部の便が飛べない状況だから多分大丈夫」
みたいなことを言われた。
「ま、確かにそうだなと」
その時は安心したんだけど、うつらうつらしながら待っていると、一旦引き返すというアナウンスがあって、機はターミナルに戻ってしまった。そこで、3時間見合わせるみたいな話が出てきて、今日の乗り継ぎは絶望的な状況に。自力で別のルートに切り替えたい人は降りていいし、このまま乗っている人はこのまま乗っていなさいっていうことになり、一気に大部分の人が降りてしまった。とはいってもオレは自力でどうにもできないし、なんといっても、成田まで送り届けられることになっているスーツケースをどうするのかよくわからない。そのまま乗って待っていると、3時間じゃなくて、30分後に飛ぶっていう話になって、さっき降りた人のほとんどがまた戻ってきた。
結局、11:37発の飛行機が飛び立ったのは14:10くらいで、アトランタに降りたのが15:30くらいだった。成田行きは13:55発なんで、モニターを見てもNRT行きなんて影も形もないわけで、今日の帰国は不可能になってしまった。とりあえず諦めて、行き場がなくなった荷物がbaggage claimに出てくるかもと思って、一旦baggage claimに行ってみた。ただ、アトランタの空港の場合、ミネアポリスで乗り継いだときみたいに自力で荷物を再度ドロップする必要はなく(ミネアポリスの場合は外国からの最初の空港だからかも)、baggage claimに行くというのは、コンコースには逆戻りできないということみたい。荷物はしばらくまっても出てこなかった。
しょうがないんで、デルタの国際線カウンターに行って事情を話し、明日の便に再ブッキングして(せっかく通路沿いだったのに、日にちが変わったせいで3人掛けの真ん中になってしまった。奥よりはいいけど)、荷物は自動的に明日の便に切り替わるとのこと。「ホテルのディスカウントチケットはいるか？」って聞かれたんでYESと答え、お泊りセットをもらって、近隣の全ホテルへのシャトルが来る乗り場に向かった。
このくらい大きな空港だと日本人もちらほら居て、同じように成田行きに乗れなかった人が電話している姿も見えた。
シャトル乗り場に行くと、全部で30軒くらいのホテルの名前が書かれていて、オレが紹介してもらったホテルのシャトルはまだ来ていなかった。すると、そこにいた別のホテルのシャトルのおっさんが寄ってきて「どこのホテル？」って聞くんでチケットを見せると、「そのホテルのシャトルはまだ来てないけど、うちも同じ値段で泊まれるぞ」って言われて、「ま、いっか」とそのホテルに泊まることにしてシャトルに乗り込んだ。シャトルには、アフガニスタンから一時帰国しているという若い兵隊が乗っていて、兵隊が泊まる気なんだったらヤバくもないのかなと、よくわからない理由で安心。
シャトルが走り出すと、次々に違う番号のハイウェイに乗り換えて、いったいどこに連れて行く気なんだよ！と不安になってきた。んで、これがホテル。フリーウェイ沿いによくあるHoliday Innみたいなやつだ。
突撃！
見た目の通りの中身で、ネットで調べたら二つ星。大体、一泊$48だからなぁ。無線LANは無料ってことで、さっそく会社に状況を連絡するためにネットにつないだ。
本当だったら、ノートPCはスーツケースに入れてしまう予定だったんだけど、いざパッキングしてみたらかなりきつくて、ノートが壊れたらいやだったんで手荷物に入れてきたんだけど、それがここで役に立った。やっぱネットが繋がると安心できるよ。この後、家族とビデオチャットもしたし、実家の父にもIMできたから。
とりあえず、帰るまでの段取りは全部できたし、今日、HYATT PLACEでKrispy Kremeの残りを食べたくらいで食事してなかったんで、ホテルの前にあるSUBWAYに食料を調達しに行った。ホテルのまわりにはSUBWAY以外にはガソリンスタンドしかなくて、ルームサービスか出前以外では選択肢無し。
本当だったら、昼にバーガーキングを食べるつもりだったのに、シャーロット空港のキングで「テンダークリスプを1個」って言ったら、無言で指だけ指して「この中から選べ」っていう仕草。選べっていう一覧を見ると、チーズバーガーみたいなどうでもいいものしかなくて、全然キングっぽくない。これだったら、KFCのサンドイッチ食べたほうがまだましだ。でも、もしかしたら時間帯が違えばメニューも変わるのかと思って「何時から買えるようになるの？」って聞くと、また無言で、しかも、ほんっっとに面倒くさそうに同じように指をさすだけ。バカバカしくなって、そこでは食べなかった。
空港には2軒のキングがあるんで、一番遠いキングにも行ってみたんだけど、そこには売ってるものしかリストに出てなくて混乱するはずもない感じだった。結局、売ってないものを看板に出している店に最初に行ってしまったのがそもそもの間違いだったわけだ。
そんなことはさておき、SUBWAYでは、明日の朝の分まで買う気分でフットロングをオーダーした。Laysのチップスとミニッツメイドも。SUBWAYって、2004年の滞在のときに2回くらい行ったと思うんだけど、何を挟むかを選ぶところでものすごく急かされるイメージがあって、その時以来、あまり行かなくなっていた。今日行った店では急かされることもなく、かなりのんびりとオーダーできた。
正直、自分がどこにいるのか把握していなかったんだけど、地図で調べたら、空港をぐるっと回って、南東のほうに来ただけみたいだった。矢印の位置に管制塔が見える。
1本全部食べるのは多いかと思ったけど、分けようもないし、一気に食べちゃった。
その後、今日の気分的な疲れもあって一度軽く寝て、シャワーを浴びてから、お泊りセットの中に入っていた洗剤を使って今日着ていたものを洗った。
と、そんな感じで色んなとこがあった気がするけど、そんな中で、シャーロットの空港で見つけた変なもの。単にピンクの工具類。なんでピンクなのかわからないけど、ピンクのドリルって、、、
そもそも、プレゼントにドリル買う風習は無いだろうしなぁ。自分用で？
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