初東海岸

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ポーランドの政府専用機が墜落してビクビクな中、しっかり家族との別れを惜しんでから成田に向かった。

今回はデルタなんだけど、やっぱ負け組の航空会社なだけにサービスも雰囲気も沈んでるね。チェックインカウンターで並んでいると、上司の上司に声をかけられた。上司がレドモンドに行くのは知っていて、空港で落ち合おうってことにしてたんだけど、その上司も同行するってのはその場で知った。けど、同じデルタでもゲートが反対側で、片や彼らはVIPしか行けないデルタのラウンジに行ってしまったんで、実際には会えなかったに等しいんだけど。

並んでいる間、今回乗る便がオーバーブッキングしてしまっているんで、可能だったら1便遅らせてもらえないかと頼まれた。その代り、USまでの便はビジネスにしてくれるとのこと。悪い話じゃなかったんで、到着時刻と乗り継ぎだけ確認してもらったら、途中2回に増える乗り継ぎはかなりシビアなタイミングなんで、日本人には厳しそうだということでお流れになってしまった。うーん、残念。

翼の上に朝日

乗り込んでみると、席の配置が3,4,3人で一列10人! こないだの出張で乗ったユナイテッドは2,5,2人で、これはこれで中央の5人がけはひどいと思ったけど、一列10人も結構ひどい。席は42Aで窓際だったから、これはトイレに行くのに気を遣うな~と思っていたのが、2人に頼まないとトイレに行けないとなると余計に厳しい。しかも、出発前に自宅で猛烈に腹壊してたりして、不安要素がいっぱい。エコノミー症候群は怖いけど、意地でも水分を取らないで行くしかないと心に決めた。

出された食事だけは食べたけど、飲み物は一切もらわずに過ごしたところ、どうにか10時間半のフライトの間トイレに行きたくならずに済んだ。うーん、二度とこういうのはごめんだ。しかも、デルタは機体がボロいから、席にモニターが付いてないのね。映画は見ないんだけど、自分が今どこを飛んでいるのか見えないのはちょっとつまらないと思った。帰りもデルタなんだよね、、、

これはもうすぐミネアポリスに着くっていう頃の地上の写真。アメリカに来ていつも思うけど、こんなに広いのに、きっちり四角く分かれてるのは不思議だ。現代版地上絵っていうか。国民の人口でいったらたいしたことないのに、これだけの土地をどう使っているのやら。全部農地なのかな?

こんなに広いのにきっちり四角い

乗っている間は寝ているかDSやってるか。DSもそんなに連続でやってられないし、途中でバッテリーが切れるんじゃないかと心配したものの、人間のほうが「もう勘弁」って状態だった。日本だったら寝てる時間に、やることがないからってDSやり続けるのは無理だね。

ようやくミネアポリスに着いて入国審査を受けるわけだけど、緑のI-94Wを書いている途中で、持ってきたボールペンがインク切れ。10年以上前から使ってきたアルファロメオのノベルティのボールペンだったんだけど、インクカートリッジの中が見えないタイプだったから、このタイミングでインク切れになるとは予想外。しかも、ペンケースは忘れてくるわでどうにもならない。しょうがないから、審査のカウンターでペンを借りようかと思ったんだけど、列に並んでいる後ろに日本人のおばあさんが立ってたんで、話しかけて貸してもらうことができた。なんでも、娘さんが(とはいっても、そのおばあさんの歳から推測すると娘さんってオレよりずっと上だと思うんだけど)こっちに住んでいて、たまに会いに来るんだとか。荷物は全部おいてあるからって、持っているのは手提げひとつだけ。身軽でいいな~ そんな助けも借りて、いつも緊張する入国審査も簡単にパス。ただ、この行列に並ぶのに1時間近くかかったと思う。

乗り継ぎの時間は2時間しかなくて、バッゲージクレイムで荷物を受け取って乗り継ぎの手続きへ。これもかなりの行列。時間はどんどん過ぎる。しかも、空港はかなり広いのに、徒歩以外で移動する方法がなくて、端から端まで歩くくらいの移動距離だったこともあって焦りまくり。(警官なんて構内をマウンテンバイクで移動してるし) いざゲートに行ってみたらだーれもいなくて、掲示板を見たら、搭乗ゲートが変更になっていて更に焦る。まぁ、それほど離れていなかったからよかったんだけど。で、ゲートに着いたのが出発15分前くらいだったかな。

ミネアポリスの空港

ここからノースカロライナのシャーロット空港まで行く便は小さいジェット。一列に4人だけ。どう考えても席に収まらないサイズのアメリカ人と、通路を人にぶつからずに通れない巨大なキャビンアテンダント。なに、この人たち?

疲れ切っているところにシートの座り心地も最悪で、ホントぐったりしてくる。まぁ、2時間の我慢だと言い聞かせ、斜め前の席の人がiPadをこれみよがしに出してニュースサイトを見ているのを横目にDSで暇つぶし。と思ったけど、もう眠くてやってられない。日本だったら明け方の時間だから。
そんなつらい時間もどうにか終わって、2便のっても無事に生きて地面を踏めた。到着時刻は現地の午後6時半ごろ。昼かと思うくらいに明るい。気候は長袖Tシャツがちょうどいい感じ。日中だったら半袖でもいいかもしれない。

荷物も無事に流れてきて、急いでレンタカーを借りに。ここは空港内にレンタカー屋はなくて、レンタカー屋へのシャトルがそれぞれの会社ごとに出ている。今回もAVISで、シャトルで3,4分の空港の敷地のはずれにあるAVISへ。予約番号を伝えてカードと免許証を出すだけだから手続きは簡単だ。満タン返ししなくてもいいオプションをつけてもらった。ナビゲーションは無しで。
与えられた車はシボレーのコバルトとかいう小さいセダン。ハンドル位置が遠くて乗りづらいと思った。

大体の場所は頭に入れていたつもりなんだけど、I-77に向かったつもりが、いつまでたっても一般道で、ジャンクションは過ぎたはずなのに、思っている道が全然出てこない。普通に信号があるしw
Uターンしたり、道沿いの会社の駐車場で勝手に切り返したりしながらどうにかI-77を発見して合流。反対向きに走っていたらどうしようと心配になったけど、進んでいくうちに、思っていたExit 3が近づいてきて安心した。確かにハイアットの看板があるのが見える。このときはもう薄暗くなっていて、もうちょっと遅かったらもっと迷っていたと思う。

滞在するのはHyatt Place Charlotte Arrowoodだったかな。オフィスのすぐ近くにあるホテルだ。とりあえずチェックインしてから会社の位置を確かめに行ったついでにウォールマートで晩飯を、、、と思ってたんだけど、もう時間が遅すぎて、日曜日のウォールマートは閉まっている時間らしかった。道の向かいにはJACK IN THE BOXとスターバックスがあるし、道沿いにはWindy'sもある。いざとなったら食べ物がないわけでもない。

ハイアットとはいうものの、完全にビジネスホテルで、フロントは無人状態。チェックインは空港にある自動チェックインのマシンみたいなのが入口に2台あって、勝手にどうぞって感じだった。クレジットカードを通すと、予約を自動で探してくれて、内容を確認してから、カードキーの枚数を選択するだけでチェックイン完了。人と話さないでいいのは楽だな。荷物を部屋まで運んでもらったりして気を遣わないで済むし。
そんな簡素なホテルだけに、レストランらしいレストランもなく、ゲスト用のキッチンが1Fにあるだけだった。一泊$69と激安なんで、朝飯までは付いてないらしい(食べたかったら、1Fのゲストキッチンの端末で入力するとオーダーできるそうだ)。でも、インターネット接続は無料。ワイヤレスのアクセスポイントがすぐに見つかる。部屋は6階建ての6Fだった。

今回の部屋

そんな安いホテルでも、部屋は広いし、なんといってもキッチンがあるのがいい。調理器具まではないけど、冷蔵庫があるから、果物や飲み物はスーパーで買ってきておけばいいし。もうウォールマートに買い物に行けなくなってしまってどうしようかと思っていると、ウェルカム何とかなのか、机に青りんごと巨大なチョコクッキーとAQUAFINA(飲料水)が置いてあった。食べ過ぎには注意しないといけないんで、今日のところは食費ゼロってことで、これだけで済ませることにした。リンゴは酸っぱくてイマイチで、チョコチップクッキーはチョコがデカすぎ!食べごたえだけはあったけど。

晩御飯

落ち着いてきたらさすがに眠くなって、ソファでうとうとしてたんだけど、夜は微妙に冷える。暖房を少し入れて半ズボン、Tシャツで部屋にいると快適だ。その後、バスタブにお湯を張ってあったまってからシャワーを浴びてさっぱりして、コーヒーメーカーでコーヒー煎れて一息つきながら日記を書いているところ。

明日のトレーニングは朝9時から。8時半には着いていたいから、8:15にはホテルを出ないと。日が長そうだし、明日はさっそくアップルストアに行ってみようかな。食料の買い出しもしないといけないし。