3000円前後で買えるブーツってどうなの?

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昨日、ハーレーがBuellの生産終了を発表してビックリ。日本では好調そうなハーレーも、Buellのウィスコンシン工場を一時的に閉鎖する発表があってから今回の発表までえらく短かったところを見ると、未来は決して明るいものではないと見たってことなんだろな。MT-01買う前にBuellに試乗しておいてよかった~ 試乗していなかったらうっかり指名買いしていたかも。

それはさておき、ヤフオクで手に入れた宝来福(Baolaifu)のブーツが届いたんで、履く前の、外観の詳細をレポートしてみたいと思う。もし、これから落札してみたいと思う人がいたら参考にしていただければと。

一見普通のブーツ

デカい箱の中には、不織布の袋にそれぞれ収められたブーツが入っている。正直、袋はいらないのでは?

箱の中身

意味があるのか無いのか、奇妙な形をしたものがくっついている裏面。特に、アキレス腱の位置に、不思議な穴が空いた部品が付いている。(上から見下ろしたりしないと穴が見えないんだけど)

ブーツの後ろ

靴底は普通な感じ。葉脈みたいな模様?

靴底

安ブーツだと省略されそうなファスナーの間の防水?の水かきみたいな部分も付いている。意外に普通。ただ、履いてベルクロを貼ってみると、ブーツの革に厚みがあるからか、薄手のブーツと比べてぴったりくっつかない感じがする。ごつごつしているというか。

ちゃんと裏地がある

センサーも取り外せて、中には雌ねじ側の部品が組み込んである。そのあたりも特に露骨な手抜きはなさそう。つま先にはカップが入ってるんで、割と余裕がある履き心地。センサーっぽい部品は、脹ら脛の外側にも三角のプラスティックがネジ止めしてある。用途は不明。

センサー部分

中には インソールが入っている。ブーツ内部は全体がメッシュ生地になっていて、当たって痛い部分もなく、これまた普通な印象。肌触りはいい。ベンチレーションが無いから夏は暑いかも。

インソール

 縫製は全体的に標準的な綺麗さで、完璧ではないものの、ぱっと見でいきなりへたくそなところは無かった。おおむね問題なし。

縫製は意外に悪くない

商品説明に牛革とでていたけど、牛革に見えるような見えないような。箱から出した時点では、新品のズックのような臭いで、革製品の臭いという感じではない。革製品の取り扱いに関する注意書きみたいなのが入っていないから、革なのかはわからない。質感はビニールっぽいんだけど、革の裏側が露出している部分が無くて断面からしか判断できない。革なの?

革製らしいけど?

RACINGのロゴはプレートが接着してある。接着剤が白く見えていて、なんかかっちょわるい。剥がしたらどうなるのやら。この部分だけ、周りのシンガードの素材と違って柔らかいゴムっぽい。文字を塗りつぶそうと思えばできそうだ。

かっこわるいロゴ

裁断の段階で出たと思われるゴミが靴の中とベルクロの部分から出てきた。一つ一つの工程が丁寧じゃないことの現れだとは思う。まぁ、些細なことだけど。

切りくず

接着剤のはみ出しは特に目に付くところ。革の上にもくっついているところがあって、黒いマジックで塗りつぶして目立たなくしてあるところさえあった。ただ、面積にしてとても小さいのと、接着剤は爪でひっかいて剥がすことができたんで、我慢できるといえばできる。
下の写真では、アキレス腱部分の謎の穴が空いた部品が見える。なにこれ?

接着剤

パイピングの切り方が適当で余りまくっている部分の写真。余ったところはちょん切ればいいだけなのに切ってくれていない。足りないよりはいいけど、ちょっとねぇ、、、

パイピングが長すぎ

実際に履いたときの写真。ブーツにチノパンを入れたり出したり。レーシングブーツなんで、脛当てが分厚くて広がっているから、ズボンのシルエットによってはブーツインするしかなさそう。ブーツカットのパンツと合わせるなら、裾をかぶせてRACINGが見えなくすることは可能。
サイズ感としては、普段履いているスニーカーのサイズで選んだ方がいいようだ。今回は、どんなサイズかわからなかったんで、普段履いているサイズの2サイズ上を買ってみた(EUR44)けど、42でジャストだと感じた。まぁ、歩くための靴とは違って、どれだけフィットするかはあまり重要じゃ無い気もするから、緩く感じる部分はインソールを追加して調整しようとは思うけど。

実際に履くと

総評。3,300円で落札したことを考えると、特にマイナスするポイントもなく、RACINGのロゴさえ隠せれば全く問題ないし、満足できる製品のように思えた。何でもいいから安いブーツが欲しいなら、きっと満足できるんじゃないだろうか。