出社前、曲がったクラッチレバーを矯正すべく、コンパクト万力でレバーをぐいぐい伸ばしていった。なかなかいい調子で伸びていたものの、何せアルミなもんで、最後はポキ!
何の効果があるかはわからないけど、ショートクラッチレバー化されてしまったのだった。普段は3本で握るんだけど、ショート化のおかげで2本しか指がかからない。もう「特訓」ですな。
昼休みにプレストのサイトで交換予定の部品の値段を調べたところ、純正のクラッチレバーは3,000円ほど。その他、傷が付いてしまった細かな部品の値段を調べたり、傷の処理について調べて、まぁどうにかごまかせるんじゃないかという目処だけは立った。
でも、今から部品を取り寄せたとして、直せるのは早くて週末。不便だな~と思っていると、ハーレーの同僚が「ナップスに純正部品が結構置いてある。互換性のあるものもあるのでは?」とアドバイスをくれた。仕事が終わってからナップスに行ってみたところ、残念ながらMT-01と互換性がありそうなレバーは無かった。けど、社外の、所謂カスタム用のパーツにはMT-01に適合するものがあった。
値段はそこそこ張るものの、ドカの純正クラッチレバーを工賃込みで1万円近く払ったことを考えたらだいぶ安いんで、取り急ぎそれを買ってみることにした。買ったのはant lionの#3502っていうビレットレバーと#3503っていうアジャスター。色は純正に近いシルバーをチョイス。ゴールドやブルーもいいんだけど、片方だけ色が違うと、もう片方も欲しくなっちゃうんで。
さすがに削りだしは綺麗だ。
全体を見るとこんな感じ。だいぶ短い。
レバーとアジャスターを買ってから、ナップスの駐車場で車載工具を使って古いレバーを取り外し、早速交換して帰ろうと思ったところ、レバー部分と、シリンダーを押す部分を連結しているスリーブを抜き取る方法が無いことが判明。まだレバーのパッケージは開けていなくて、このまま取り付けられなかったら困ると思ったんで、そのままレジに持っていった。
箱を開けてもらって取説を見たところ、やっぱり、真鍮のスリーブを打ち替えてレバーを取り付けなくてはならないようだ。即ち、車載工具ではどうにもならないってこと。店でやってくれないか聞いてみると、有料でよければやるとのこと。本当なら1,000円以上の工賃がかかるらしんだけど、特別に735円でやってもらった。なもんで、交換する手順は全く説明できないんだけど、上の写真のように綺麗に取り付けることができた。
肝心の操作性としては、純正に比べて2cm以上短く感じるんで、てこの原理があまり効かない。つまり、握った感じは重たい。もっとマスターシリンダーの位置を外側に移動させれば、レバーの短さは改善されそうなんだけど、スイッチボックスの大きさと、マスターシリンダーの形状などから、これ以上レバーを外にずらすことはできず、クラッチレバーだけが妙に短く見えてしまっている。
値段は高いのに短くて重たいとなると、何だか損した気分だな。正直ちょっと後悔してます。
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