7/18にMovable Type 4がリリースされるようだ。かなり久々のメジャーバージョンアップなんで、新機能が楽しみだ。リリース前にβ版を評価することもできて、参加登録はここからできるようになっている。ちなみに、ダウンロードできるのは英語版になるようだ。
早速ダウンロードしておいたので、今現在運用中のサイトのVPCイメージに対してアップグレードが可能なのかを近々確認したいと思う。(サイトとして公開することは禁止されているので、あくまで動作確認するのみ)
昼休みに会社のPCにVPCイメージをコピーしてアップグレードしてみたので感想を少し。
アップグレード方法としては、本当なら、既存のmtフォルダに、zipを解凍した中身を全部上書きっていうことなんだろうけど、あえて上書きせずに、古いmtフォルダをリネームして、cgiを全部手で編集してperlのライブラリのパスを追加する方法で行った。
アップグレードで注意する点は特にないけど、mt-config.cgiの新しいやつには、LDAPを使用した認証に関する項目が追加されているので、それを古いmt-config.cgiに追加したりすると、mt-upgrade.cgiの起動でエラーになる。LDAP認証の追加に伴って、いくつか追加で必要になるperlのモジュールもあるんだけど、これまでと同じ運用をするのであれば、特に追加する必要はないようだ。(mt-check.cgiで確認)
いつものアップグレードのように、勝手にcgiでDBがアップグレードされてログオン画面が表示される。
ログオンしてみると、確かにUIは大幅に変更されている。ログオンすると、ダッシュボードという画面が開く。規定の設定は変更できるんだろうけど、なぜかコメントが一覧表示されるので、あまりコメントが多くないブログだと、意味を成さないような気はする。
一番よく使うであろうエントリの編集は、上の画像を見てもらえればわかるように、これまた大きく変わっていて、必要な機能をチェックボックスでシームレスにON/OFFできる。もっとも大きな変化と思われるのは、標準でリッチテキストでの編集が装備されたことかな。今までTinyMCEforMTを使っていたんだけど、アップグレード後はプラグインが動いてくれない。。。しょうがないんで、MT標準のRTF編集の機能で装飾してみた。あまり機能は多くないんで、TinyMCEがMT4に早く対応してくれないかな~と思う。(作者の方が、商用利用していながらライセンス料を支払ってくれないユーザーが多いことに憤りを感じているようではあるんだけど。。。) 逆に、これは退化だろうと思われるのが、エントリの詳細を書く部分がタブで本文と排他になったところ。これってかなり不便。
エントリ編集以外のところでは、標準でかなり多くのプラグインが用意されているようだ。また、バックアップの機能が強化されたらしく、MTの管理画面でバックアップを選ぶと、勝手にzipファイルでバックアップファイルが作られる。perlのモジュールでIO::Compress::Gzip,IO::Uncompress::Gunzipがリストに出ていたので、これらをインストールすればさらに何か変わるかもしれないけど、運用中のシステムにはArchive::zipがインストールされていたので、何も変わらないのかも。。。
プラグインの互換性はどうかな?と、ためしにCAPTCHAを使ってコメントしてみたところ、コメントを投稿すると以下のエラーが出るようになった。
Build error in template 'Comment Pending Message': Error in tag: You used an 'MTEntryLink' tag outside of the context of an entry; perhaps you mistakenly placed it outside of an 'MTEntries' container?
メッセージの意味からして、メインページを構築するためのテンプレートに構文のエラーがあることを意味しているようだ。が、これはMT3.xのときは正常に動いていたものであって、いまさらおかしくなったわけではない。テンプレートの互換性の問題というか、どっちかのバージョンのパーサーがおかしいんだろう。
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