出発当日(US編)

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 シアトルへの到着は、現地時間で朝の8:35分でした。日本は11/27の1:35です。今回はビザがあるので、入国審査で2時間も足止めを食らうことは無いだろうと思っていましたが、致命的な問題ではないものの、私のパスポートの残り期間が、ビザの有効期間3年の間につきてしまうことがひっかかり、そのことで少々説明を受けたりして時間がかかりました。とはいってもたかが知れていますが。シアトルで降りたことがある人なら誰でも知っているであろうヨーコは今年も健在で、バシバシと容赦ないきつい言葉で仕切っていました。今年はヨーコにやられることもなく、入国審査は問題なく通過。荷物の受け取りで、危うく妻の荷物が他の日本人グループに持って行かれるところでしたが、ギリギリで気づいてセーフ。空港出てレンタカーを借りる建物に移動してタクシーに乗り込み、Bellevueにあるレンタカー屋のAVISに向かいました。

 タクシーの運転手はAVISの場所を詳しくは知らなかったらしく、発音も「えいびす」ではない不思議な発音だったりしたので怪しかったのですが、運転しながら、ハンドル操作もおろそかにAVISまで電話して聞いてくれたおかげで、若干無駄に走ったものの$40ほどでレンタカー屋に到着。重たい荷物を運んだりしてくれたので、チップと合わせて$50紙幣を渡して別れました。
 レンタカー屋のカウンターで契約番号を伝えると、330日の契約で確保されているとのことです。は?と思ったのですが、そういうものらしいので、12ヶ月分、12枚の契約書に2箇所ずつサインして手続きは終了。店員の話では、ちょっと大きめな車を貸すということで、実際に借りたのはChevroletのImparaという大きめのセダンでした。これにチャイルドシートをタダで取り付けてもらって、いざ出発!と思ったのですが、この車、シートがベンチシートでコラムAT、サイドブレーキは足踏み式でした。操作系がすべて初体験みたいなもので、まず、シートを前に動かす方法もわかりません。どうにか届く状態で走り出しましたが、信号待ちですぐに方法がわかり、どうにか危なくないポジションで運転できるようになりました。感覚を取り戻すために、下の道でアパートの鍵がおいてある場所まで移動してみます。1年ぶりですが、記憶は全然間違っていることはなくて、危なげなく現地に到着。鍵もしっかり受け取り、Lake Sammamishを取り囲む道を走ってアパートに向かいました。
 アパートの敷地に入ると、これまた1年ぶりとは思えない自然な気分で、ちょっと留守にしていたところに戻ってきたような気分です。今回は駐車場も屋根付きになり、夜露で窓が凍る確率も低そうです。部屋に入ってみると、3ベッドルームはさすがに広く、一体どうやって使ったら?という広さです。娘もかなり気に入ったらしく、部屋の中を走り回っていました。今回は1階の部屋なので、走り回ったとしても誰かに迷惑をかけることはなさそうなので安心です。予め家族構成を詳細に連絡してあったためか、娘の食事用のいすも用意してあって、至れり尽くせりな感じでした。これには妻も大喜びです。
 前日に機種変更してきたVodafoneの携帯も、T-mobileの海外ローミングで全く問題なく使え、携帯のモードを海外モードに変更したところ、T-mobileからショートメッセージが届いたりして、サービスも全く問題なさそうです。到着の連絡のために妻が実家に連絡し、私も実家に電話しておきました。1分150円くらいの通話料がかかると思うと無駄に話すこともできず、用件を伝えたら早々に切る感じです。でも、特になにもしなくても、持ってきた携帯がそのまま使えるメリットは大きいですね。
 その後、無事到着したことを会社に連絡するためにメールを書こうと思いましたが、まだインターネットアクセスする手続きをしていなかったので、もしかすると誰かが無線LANのアンテナをたてているかもしれないと思い、PCを起動して探してみました。すると、いましたいました、無防備なアクセスポイントが。電波状態があまりよくないので、さくさくと使うことはできませんでしたが、それでもどうにか到着の連絡のためのメールを出すことができたのでよしとします。その後、念のためにオフィスに顔を出してみようと出向いてみましたが、25日がThanks Giving Dayだったためか、この日も会社は休みで、駐車場にも車がまばらな状態です。それでも建物に入ってみようとしましたが、私のバッヂでは建物に入ることができず(一定期間で入館の権限が剥奪されるため)、会社で色々確認する必要があったのですが、それもできずに帰らざるを得ませんでした。
 妻が猛烈に空腹のようだったので、帰り際にFredMeyerでサンドイッチを買って帰り、私は去年散々食べた3個で$1の辛いカップヌードルを食べました。その後1時間ほどの仮眠を取り、5時半くらいに改めて買い物にでかけました。とりあえず日本の食材が必要なので、いつものように宇和島屋へ。オフィスに入れれば、去年買った炊飯ジャーがまだ残っているかどうかの確認ができたかもしれませんが、うまくオフィスに入れるとしても月曜日の話になるので、意を決して炊飯ジャーを買うことにしました。去年買ったのと同じモデルがまだ売られていたので、それをまた買おうと思ったのですが、今日は謎のパステルブルーしかありません。店員が言うには、展示品のステンレスモデルが1個あるので、それでよければ$100(ブルーのは元々$100ですが、ステンレスのは$110なのです)でいいよと言います。箱もあるということだったのですが、散々待たされて「無かった」というので、しゃもじと計量カップを店の単品の売り物の中からもらい、去年同じものを買ったので取説もいらないことを伝えて取引成立です。その後も店内で色々見て回り、7kg弱で$13.99のひとめぼれ(カリフォルニア産)をはじめ、様々な食材を買い込みました。ここでの買い物はトータル$190ほど。かなりの買い物です。ここでの一番のヒットは、6缶でたった$5.25(この日は特売の対象でしたが)のアサヒスーパードライでしょう。350mlの缶でしたが、日本でこの値段はありませんから。
 アパート近くまで戻り、さらにFredMeyerでも買い物して、ここでも$80ほど買い込みました。最初は晩ご飯を乾麺のうどんにしようとしていたのですが、買い物が思いの外長引いて、既に夜の8時半くらいになっていたので、晩ご飯は冷凍のピザにしました。これも去年何度も食べたなじみの商品です。ピザを食べてからスーパードライを飲みましたが、安いからといって味が違うわけでもなく、普通においしいビールです。ビールが安いので、ビール好きには実にいい場所です。
 その後も時差ぼけのまま、明け方まで家族全員が起きていて(妻は眠かったようですが、娘は一向に寝る気配が無く、妻は怒りまくっていましたが)、私もこれまでの日記をまとめて書いているうちに27日の朝になってしまいました。果たして今日は何をして過ごそうか、オフィスに入れないので、時間の使い方に困ってしまいます。やることはたくさんあるのに…