WesternUnionでの代金の送金 他

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正直、非常に苦労しました。まず、最初にエージェントに行ったときは私自身の予備知識があまりに乏しく、ショップから受け取ったメールの内容をどのようにWesternUnionのフォームに反映すればいいのかわかりませんでした。そもそも、用紙には個人送金とビジネス(会社宛)の送金とがあり、どちらを使えばいいのかすらわからなかったのです。

ロシアのショップから届いたメールには、WesternUnionを使うにあたって必要な情報として、代金の受取人の名前、町の名前、国名しか記載されていません。この時点で本来は個人送金の用紙を使うべきなのですが、それがわからなかったわけです。埒が明かないと思ったのか、スーパーの店員はWesternUnionに電話をしました。幸いにも日本語の通訳の人がいたので用件を日本語で話しました。すると、「品物を受け取る前に代金を払うのは危険です。多分、相手がはスキャットと呼ばれる欺行為を行っているはずです。ロシアでは$1500というお金は想像以上の大金ですよ。」と注意を促してきます。WesternUnionとしては、送金はするけれども、詐欺にあったところでなんら責任は持てませんと言ってきます。それは当然なのですが、品物が先に届く通販って結構少ない気もします。ただ、その時点では私もなんら確証が得られていたわけではなかったので、送金を取りやめてホテルに戻りました。

ホテルに戻り、そのサイトが信用できるかどうかを確認しました。サイト名とvictimなどの単語で安直に調べたところ、全くヒットしません。仕方がないので、サイト名だけで検索し、評判や実際の使用感を探してみることにします。すると、とにかく無数のリンクが出てきました。Googleではありませんが、リンク数が多いということはそれなりの価値を持ったサイトと言えると思います。アダルトサイトのバナー広告を表示することで小遣い稼ぎができるという種類のものではなく、あくまで時計を買いたい人のための情報や、ギフトを選ぶのに便利なサイトとしての紹介ばかりでした(ロシア語、キリル文字なので性格に理解できていない部分もあるかとは思いますが)。無数にある検索結果の中から、Seiko&Citizen Forumという掲示板を見つけました。どうやら、海外にいるセイコーとシチズンのコレクターのためのサイトのようです。その掲示板のログの中に、実際に買ったという人の話がちらほら出てきます。結果、何の問題も無し。レアな品物を探すのにスタッフが力を貸してくれたなど、良い内容の書き込みを見出すことができました。また、WesternUnionで送金する際に、PersonalとBusinessの記載事項の違いなどについて書かれているサイトも発見し、今回の場合はPersonalであること。ロシア人名の読み方のサイトからは、受取人の名前が女性の名前であることなどを知ることができました。

NAUTICAのギフトとバッグ

即支払いに行ってもよかったのですが、とりあえず帰国するときのおみやげを買わなくてはならないので、車でシアトルのダウンタウンに向かいました。戻ってきてから支払うことにして。買うべきものは決まっていたのですが、お土産の定番"チョコレートのアソート"は見つかったものの、妻に頼まれた化粧品の類が見つかりません。EsteeLauderはBON Marcheに入っているのですが、日本では既に売られているアイシャドーがこちらの店頭には並んでいないのです。2ヶ所で聞いてみたのですが、やはり見たことが無いと言います。国によってだいぶ事情が違うんですね。男一人で化粧品売り場をウロウロするのは非常に恥ずかしいものがあり、長袖を着ている人すら居る状況で脂汗をかいてしまっていました。NewOrleansに行ってペッパーソースを買った話をしたら、辛いソースが欲しいという友人も居たので、PikePlaceMarketにあるスパイス専門店みたいなところでCrazyJerry'sなるものを買いました。BRAIN DAMAGEだそうです。本当だったらヤバいわけですが、一体どうなんでしょう。キャップの上に、ピンク色の脳みそがくっついています。何とも不思議な感覚です。

その後、帰国するときにもう一つバッグがあればいいかと思ったので、バッグを探すことにしました。ですが、わざわざ買うのももったいない気がします。そこで、フレグランスを買うとオマケにくれるスポーツバッグを手に入れることにしました。POLO RALPHLAURENのバッグでも悪くはなかったのですが、フレグランスが気に入りません。そこにNAUTICAのスポーツバッグが飛び込んできました。POLOのよりもサイズが大きいです。フレグランスも悪くありません。そこに店員のおばあちゃんが声をかけてきたので、「NAUTICAのギフトを買ったらこのバッグがもらえるんですか?」と聞いてみました。ですが、バッグを貰うにはギフトではなくregular purchaseじゃないとダメだそうです。ギフト自体は$45なのに、$43のフレグランスのほかにシェービングローションやデオドラント何とかと計4種類も入っているので当然なのかもしれません。が、そのおばあちゃんはノリがよくて、「今ならボスが席をはずしているから、ギフトを買ってもバッグを付けてあげる。ボスは36歳なのに私は60歳なのよ」みたいなことを言います。マジですか!?ということで、こっそりギフトを買ってバッグも貰ってしまいました。いや~、得しました。これでバッグには困りません。用が済んだのでレドモンドに戻りました。2時間くらい車を停めて駐車場代は$3。
CrazyJerry

再度スーパーに行き、personalで送金の手続きをします。今度は昼に担当していたサービスマネージャという人が居なくて他の店員が対応してくれたのですが、こっちのほうがスムーズでした。サービスマネージャは、WesternUnionに電話しているときも「日本人で英語が話せない」ということを再三に渡り口走ってため息をついていたのですが、今回の人は違いました。140枚くらいある紙幣を数える以外はスムーズに運びました。ただ、お金を数えるときに、自分で数えないで私に数えさせた上、渡した金額を多く間違えたりするあたりがだいぶ適当ではありましたが。(本当にそんなことでいいんでしょうか?$1580って19万円ですよ?) まぁどうにか手続きを済ませ、本当に品物が送られてくるかどうかはわかりませんが、やるべきことはやりました。あとは連絡を待つのみです。Seiko&Citizen Forumの内容が本当だとすれば、無事に届くはずです。騙されませんように...

で、戻ってきてみたら、先日時計を落札し損ねたときの出品者からメールが来ています。何でも、私を追い抜いて落札した人はUSへの送金の方法を知らないようなので、そのことを理由に落札をキャンセルし、代わりに私に譲りたいと申し出てきたのです。が、時既に遅し。私は既にロシアに手持ちの現金をほぼ全て送信した後でしたから。そのようなわけで、彼からの申し出まで空振りに終わってしまったわけです。彼も私と同様、滞りなく取引が完了してくれればいいのですが。

支払いの帰り際に他のスーパーでビールを買いました。今回は前回買ったものより高めで、12本で$6.99です。税込み$7.51。可も無く不可もなく普通のビールですが、1本75円だと思うと安いですね。それとは反対に、タバコは1つ$4以上します。1カートンで$40以上。単純に日本の倍の値段です。いかに喫煙者にとってアメリカが居心地の悪いところかというのが窺えます。タバコを吸わない酒飲みでよかったと思える瞬間です。