息子のゲーム中のボイチャの音が壁伝いに娘の部屋に伝わって姉弟喧嘩が絶えないので、息子の部屋に防音対策を施しました。そのために、ピアリビングさんでロックウールとサンダムを、アサヒさんで有孔ボードを購入しました。作業は全部自分ひとりで行うことで、可能な限りコストはかけずにというのがコンセプトです。
まずは出来上がりの写真から。
これが開始前の状態。ただただ散らかっていますが、本題はそこではありません。
作業するために一旦全部除去します。
全部移動させるのに2時間近くかかったと思います。時計が10時50分くらいを指していますね。
この壁の広さは幅が1735mm、高さ2400mmです。
床との境目には巾木があり、上はエアコンが奥の壁ギリギリの位置に取り付けられているので、この出っ張りをよけて作業しなければなりません。
吸音材のロックウールは5cm厚の910x605mmというサイズだったはず。ロックウール8枚入りを1箱と、この壁を覆えるだけの遮音シートサンダムを計り売りで5m買いました。
有孔ボードはアサヒさんに出来上がりのイメージを画像で送り、カットの仕方はお店が穴の連続性などを考慮して提案してもらえるのでそれに従いました。材料としては5.5mm厚のヒノキの合板、穴の間隔30mmでお願いしました。材料は安いのですが、カット料金で数千円、送料で東京まで3000円ちょっとかかり、トータルではボード3枚で2万円くらいになったと思います。
その他、ロックウールをカットしてからサンダムを張り付けるための接着剤やガムテープなどが必要になります。
部屋の片づけが終わったらロックウールをカットして、不織布面にサンダムを貼ります。これが一番手間でした。手もチクチクしますし、そもそもサンダムを何で貼ったらいいかわからないのと、幅100mmのガムテープを使いましたが、それも長さが20mくらいでは微妙に足りず、ちょっとケチくさい施工になりました。
壁一面にサンダムを裏に張り付けたロックウールをはめ込みます。その上をラブリコを取り付けた2x4の柱で押さえつけました。公開されているロックウールを壁に取り付ける手順で2x4の柱と柱の間にロックウールをはめ込んでいたりしますが、この写真のように上から押さえつけた方がロックウールは安定しますし、有孔ボードと壁の間の距離は柱をどのように置いても大きな違いがありません(大体90mm)。違いがないならこちらのほうがいいなと。
下から順に有孔ボードを置いて柱にねじ止めします。柱が割れないように下穴を開けてから木ネジで締めました。
上までボードを留めて完成です。
時計を見てわかるように丸一日かかりました。
ボードの取付は楽でしたが、やはりロックウールのサイズ合わせが一番大変です。
肝心の効果ですが、人間が耐えられない音量で音楽を鳴らし、反対側の部屋で聴いても殆ど音は聞こえません。聞こえてくる音は、部屋のドアから廊下を伝って入ってくる音のみです。
手間を惜しまない人なら安く防音対策できると思います。
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