その後何度か電話で話して、春分の日に会うことに決めました。
その間、家電だと電話しにくいということで、私との連絡用に生まれて初めてスマホを契約してくれていました。
車は運転しないそうなので、母の実家から歩いて来られそうなカフェで待ち合わせしました。
一度足を悪くしてから、健康のために毎朝10000歩歩いているらしく、歩くことだけは大丈夫そうだったので。
確か11時くらいに待ち合わせして、国4が混んでいてちょっと遅れたんだったかな。
駐車場に着いて電話したら、もう近くでスタンバっていたみたいで、すぐに現れたのには驚きました。
よほど楽しみにしていたんでしょうかね。
この日初めて顔を合わせたわけですが、実家に残っていた結婚当時の白黒写真で見た20歳くらいの母の面影がしっかりあります。
確かに、あの人が年を取ったらこうなるかも、っていう感じ。
相応に歳は取ってますが、背筋も伸びているし、かわいらしいおばあさんです。
歩いているからか、太っているわけでもなく、かといってやせ細っているわけでもなく。
カフェで1時間ちょっと話してから、道を挟んだ向かいにあるうどん屋さんで昼食を食べました。
そこからデニーズに移動して、4時くらいまで話して別れました。
母は、唯一自分が持っている私の1歳ごろの写真を持ってきていました。
19歳で農家に嫁がされ(祖母の強い希望で父と結婚させられたんだそうです)、農家の生活が合わなくて、徐々に実家に帰ることが多くなって、しまいにはそのまま別れたと話していました。結婚期間は2年弱といったところでしょうか。
20歳そこそこの女性が背負わされるには色々大変なことが多かったんだと思いますが、うちの祖父母は働き者だったので、ガチすぎて折れちゃったんでしょうね。それ自体は仕方が無いと思います。ただ、子供にはゆくゆくは説明してほしかったですね。
そんなわけで、それなりに癖はありますが、邪悪ではなさそうで安心しました。
というか、あまり信念を持って生きるタイプじゃないんでしょうね。
フワフワ生きてそうな印象で、この人に育てられなくて良かったのかもと正直思いました。
親は選べませんが、今こうしていられるのは、辛辣かもしれませんが、両親が離婚したおかげだというのは事実です。
気になるのは、1/4のDNAが共通なはずの異父姉弟です。聞く限り、こちらの方が相当癖強そうです。
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