ダイネーゼのジャケットを染め直す

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11年前に、eBayでイタリアの人からダイネーゼのMoto Pelle Tracker-8だったかな?そんな名前のレトロ調なレザーのジャケットを買った。当時のメールを見てみると、たった150ユーロで買ったらしい。

こないだの箱根ツーリングに着ていこうと思って出してみたんだけど、黒い部分が退色しちゃってて、だいぶくたびれてしまっていた。みすぼらしいっていうか。

どうにかしたいな~と思ったときに、選択肢としては2つ。染めるか買い替えるか。

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このジャケットのデザインはものすごく気に入っていて、買い替えるにしても、同じデザインのジャケットがいくらかって話になるわけで、$500は下らないみたい。ちょっとこれは無理。
となると、染めることになるわけで、自分で染めるか、業者に出すかということになるんだけど、業者は一色で染めるならいいだろうけど、塗り分けたらメチャ高そう。なので、問い合わせるまでもなく却下。

そんなわけで、Amazonで染料を買って自分で染めてみることにした。
スピレンっていうアルコール系の染料と、薄めるためのイソプロピルアルコール(IPA)、塗料を定着させるためのレザーコートを購入。総額3,000円ちょっと。

試験的に前のベルトを染めてみたところ、マジックインキで塗ったような、黒のような青のような微妙な光沢のある色になった。ほかの色とのバランスを考えると、艶消しのコーティングは欲しい。
幅広のマスキングテープで黒と白の境目をマスキングして、刷毛の先がマスキングの下に入り込まないように、マスキングテープ側から黒い側に筆を運ぶように注意して塗った。文字の部分は小さい筆で。
細心の注意を払ったはずだけど、腕と背中の色の境目は、筆のせいというより塗料が染みてしまって、塗り分けが綺麗にできなかった。
あと、背中のダイネーゼのマークもマスキングの下に塗料が染みてしまって、悩んだ結果、全部を黒で塗りつぶすことに決定。ちょっと残念だけど、こういうデザインのダイネーゼもあるから、まぁよしとしよう。自分では背中は見えない。

黒いところだけ染めて、みすぼらしさは消えたと思う。ちょっとはみ出ちゃっているところは、近づかなければわからないだろうし、自分さえよければ十分だろ。
あとは艶消しでコーティングすれば完成。
また10年着られるはず。

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