KORG microKONTROLを修理。シンバルも総入れ替え

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こないだALESISのPhotone X25を手に入れたんだけど、バラしてみたい・直してみたい病でジャンクのKORG microKONTROLも買ってみた。

これは2004年くらいの製品で、まだKORGが下高井戸にあった時代のMIDIキーボード。
世代としては古いんだけど、パッドがあり、スライダーがあり、ロータリーエンコーダーがあり、今でも通用するインターフェースが3オクターブのミニ鍵盤とくっついて、電池でもUSBでも動くという優れもの。

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ジャンクの理由は、ACアダプター無し、そして、いくつかのキーが機能しないというもの。
KONTROL49やmicroKONTROLの持病というか、導電性塗料が塗られたシリコンでキーの押下を検出する製品全てに通じる制約とでもいうべきか。

一部で基盤側を鉛筆で塗りつぶして応急処置する方法が紹介されていたりするけど、たしかに、短期間は動くだろうけど、塗料と違って吸着性が無いから、すぐにキーは効かなくなるはず。根本対処には、導電性カーボン塗料を上塗りするしかない。

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今回選んだのは、Amazonで2000円くらいするベアコンダクターという塗料。
これを、シリコンの黒い部分に上塗りしていく。

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32個のボタン全部、中央の小さい丸とその両脇の細長い弧を描いた接点に、割りとラフに塗っていって、塗料が剥がれて短絡しないように、乾いたところで爪楊枝で余分な塗料を削っていく。
地味な作業だけど、塗りさえすれば直るから気は楽だ。
実際、全部のキーが元通り反応するようになって、ベロシティもちゃんと検出できるようになった。

この塗料自体は、同じ仕組みで動いているテレビのリモコンやゲームのコントローラなど、何にでも応用が利くから、塗料自体は高いものの無駄にはならないはず。

あと、ドラムの練習のためにKORGのBEATLAB miniというメトロノームを買った。
ドラムに特化した機能が入っていて、スネアを挟んでタイミングをチェックするためのセンサーも付いている。シンプルなのに多機能で、なかなか良さそうな製品。

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ちょっと前にSABIANのXS20のライドシンバルをスタンド付き格安で手に入れたんだけど、クラッシュまでXS20で固めずに、値段重視でMEINLのCLASSICSという16インチのクラッシュシンバルを買った。ミュートも付いて激安で。
しかも新品に近い状態でピカピカだった。

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ということで、元々付いていたリズムトラベラーの真鍮のシンバルは全部しまわれて、SABIANとMEINLに置き換わった。ライドはシンバルスタンドに固定したことでシンバルホルダーが余ったんで、そこにはMEINLの10インチのスプラッシュを取り付ける予定。(ハイハットとクラッシュの間)

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さて、これだけ色々置き換えてはみても、叩くときは基礎練習ばかりで曲は全く叩かないという。