「みた」っていうのは、堪えられなかったら手放す気があるから。
コマエンジェルの撮影に行って、交通費としてお小遣いをもらってしまったんで、何か物として残しておきたいと思って、Tポイントもつぎ込んでヤフオクでゲットした。
かなり色々悩んで決めたけど、やっぱり何かもやっとした気持ちが残るのも確か。
買ったのはフィリプスの288P6というTNパネルの4Kディスプレイ。
今まで使っていたのが飯山の23.8インチのIPSパネルだったんで、おそらく色は悪くなるだろうというのが最も引っかかっていたポイントだ
AMDのFreeSyncやnVidiaのG-SYNCといったゲーム時の画質を向上させる機能には対応していないんで、他社の同クラスのモニターと比べると見劣りするところはあるものの、スピーカー内蔵でそこそこ音が良くて、USB 2.0/3.0のハブもついているところは便利。
TNパネルは選択肢がそこそこあるけど、フィリプス以外はメジャーなメーカーのものはなくて、それ以上ということになるとIPSパネルの製品になって価格帯が変わってしまう。予算は限られているから、大きく足を出さずにいいものを買いたいけど、24インチの4Kモニターじゃ4Kの意味がないし、、、悩みに悩んで、ひとまず買ってみることにした。
届いてみるとさすがにデカい。梱包重量が10kg超えだし、スタンドが2.8kgもある。
スタディコーナーを作ってもらうときに、天板は強くないから、あまり重たいものを乗せないでねって言われてるんだけど、8kgもあるモニターを乗せていいかどうかでも悩んだ。
早速今まで使っていたモニターと交換して、色をキャリブレーションして使い始めてるけど、4Kになったとはいっても、ソフト側が4Kの解像度に合わせて画面上のレイアウトを変えてくれたりはしないから、特に動画編集ソフトでのメリットは何もない。どちらかというと、デュアルディスプレイにしたほうが作業の効率はよくなるはずだ。
最も気になっている色は、フィリプスでは1台1台キャリブレーションしてから出荷しているようで、シリアルナンバーが書かれたキャリブレーション結果が付いてくる。
これはこれでいいと思うんだけど、このキャリブレーション結果の設定は、どうやったら呼び戻せるかもわからないし、ICCプロファイルとして何を使ったときのものかもわからない。なので、この結果が何の役に立つのかいまひとつわかっていない。
このディスプレイに関しては、Tom's Hardwareでも詳細にレビューしていて、正しい色に近づけるためにガンマを2.0にしたり、このディスプレイ固有の調整を行ってるんだけど、最終的な評価としては、色の再現性は良好で、ただスピードが遅いだけという結果だった。名の通ったAVメーカーでもあるから、製品の質は高いし、中古とはいえ2万円台中盤で買えるというのは相当安い。
基本、真正面からしか見ないから、ちゃんとキャリブレーションさえしてあれば十分綺麗に表示できるんだけど、TNパネルがよくないというのは正面以外から見たときの色の変化だろうね。
まず、下の角度から見上げた時の色。かなり紫がかった色になる。
これは人間の目よりもカメラのセンサーがとても敏感だからなんだと思うけど、それでも、かなり紫に寄った色になってしまう。
上から見下ろすと、それはそれでまた別の色になって、こっちは若干青よりの色になる。
左右に関しては、ある程度斜めの角度から見ると、ちょっと黄色みがかった色になってくる。
でも、左右から見たときの変色はさほど影響は無い。
どちらかというと、画面の下に置いているキーボードが紫の光で照らされているのがちょっと気持ち悪いかな。
速度に関しては、ゲームをしないからよくわからないし、興味もない。動画編集するだけなら十分だから。
長時間見る道具だから、いきなり通販で買わないで、現物を見て納得してから買ったほうがいいね。
お金があるならIPSを勧めるのはもちろんだけどね。
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