コマエンジェル10周年記念公演「幾星霜」

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ただの一応援団員だったのが、この記念すべきイベントのスタッフとして参加させてもらいました。
場所は狛江駅前のエコルマホール。700人とか800人入るホールです。

コマエンジェル以外にも色んな人が参加してるんで、写真は一応ぼかし入りで。
これは、本番前(16:50)の集合写真撮影。

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公式の引きのビデオを撮るというのが役割。
この日のために、パナソニックの4KビデオカメラWX970Mをレンタルして臨んだ。
フルHDだとクロップしてFHDの動画にした時点で大幅に劣化してしまうんで、素材としては4Kで撮影しておいて、編集時はそこから切り出して、最終的なビデオはFHDでというのがプラン。音声はZOOM H2nで別録りして、カメラとは完全に分けることにした。
固定カメラ以外はFZ1000をズーム撮影用にして、舞台上で踊っている人をそれぞれ寄って撮ろうかなと。

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午前中に最終的なタイミングなどの確認をしてから、出演者みんなでスタッフに挨拶。徐々に緊張感が増してくる。
カメラの設定はあまり詰まっていなくて、何となくこんなもんかなっていう程度。
最後列のど真ん中に席を用意してはもらったけど、撮影機材を置くにはなかなか狭くて、足が当たらないかビクビクしながらの仕事になりそうだ。

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公開ゲネプロ前、ちょっと早めの昼食の時間にロビーを散策してみた。今回の公演のために作られたグッズが並ぶ。
なくなりそうな気がするドロップスとじゃがりことタオルをフライングゲット。

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入口にはいろんな方からのお花。

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公開ゲネプロは客席の7割くらいの入りだったかな。本番のチケットが手に入らなかった人が多かったんだと思うけど、知り合いが多いはずとはいえ、なかなかの盛況ぶりだった。
一方、撮影はホント疲れた。なんつっても、スペースが限られた中で90分作業するんで、動かないなりに疲れる。席の座面を立てたままの状態で座って撮影してたんで、尻も結構痛い。腿もパンパン。
撮影に集中しなければいけないんだろうけど、ストーリーに入り込んでしまって、つい見入ってしまうこともしばしば。泣いている人も結構いたな~
さすがに昔劇団を主宰していたことがある美和さんだけに、ただ踊るだけじゃなく、シーンの変わり目で人が出入りするときの流れや早着替えの工夫などなど、よく考えられていた。

FZ1000もWX970Mもモバイルバッテリーで駆動してたんで、この合間の時間を使って継ぎ足し充電しつつ、SDカードからデータをPCに移した。PCにUSB 3.0ポートが無かったんで、データコピーも遅い遅い。2枚のSDカードから100GB以上のデータをコピーするのに1時間以上かかった。

休憩して体力を回復させて、いよいよ17:30からの本番。
全席指定で満員御礼。主婦サークルの公演にこの観客の数はすごい。
公開ゲネプロで学習したストーリーの流れを思い出しながFZ1000を操作しつつ、WX970Mの画面も見ながらの撮影。公開ゲネプロで三脚にとなりの人の足が当たったりして怖かったんで、本番はカメラの位置を逆にして、固定カメラは何があっても蹴られないように気を付けた。つもりだったけど、蹴られるよりもひどいことがあった。ズームカメラに夢中になりながら、ふと固定カメラに目を向けたとき、画面上に見慣れないマークが表示されていた。どう見ても一時停止のマーク。
録画中は赤い●が表示されるはずなのに、、、気づいた瞬間血の気が引いた。同時に、何分止まっていたのかと。とはいえ時間を戻すことはできないから、どっと脂汗が出るのを感じながら撮影続行。これ以上の失敗だけは無いようにビクビクしながら。

90分の公演が終わって客席が明るくなったとき、意識が遠のいたというか、絶望的な気がしてきた。
公式ビデオの撮影のために声をかけられていながら映像が止まっていたとか許されないし。。。

ひとまず、変えるお客さんでごった返すホールの映像を撮影してから、映っている最後のシーンと、撮影を再開したシーンとの時間差を調べてみる。すると、開始27分過ぎに始まる昭和歌謡ショーのシーンの冒頭3分ほどの絵が撮れていないことまでわかった。

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全員後片付けを終えて、21:30から同じ建物のレンタルルームでの軽い打ち上げに参加させてもらった。全員が一言ずつ挨拶するっていうことで、本番の3分を撮り逃してしまったことを言おうかどうか迷ったけど、ひとまずこの場は黙っておくことにした。無事終わった安心感に水を差しても悪いと思って。
この日までずーっと大変だったんだろうね、達成感もあって会場は泣きまくってた。
関わった人たちの色んな思いというか、そういうのが伝わってきて、「3分間撮れていなくてごめん!」っていう気持ちでいっぱいになってしまった。幸い、メンバーの旦那さんの友達というセミプロみたいな方が隣で同時に撮影していたんで、その方のカメラには映っているはずだから、いざとなったらその方の映像に頼ればいいという気持ちはあったけどね。機材もその人のほうがずっと良かったし。

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23:30に打ち上げがお開きになって、帰りの電車を確認したら、もう南武線で帰ることができなくなっていた。新百合ヶ丘経由で大回りして、京王相模原線の最終に乗り継いだりして冷や冷やの帰り道。荷物はすさまじく重たいし、疲労で、乗る電車乗る電車全部寝てしまうような状態なのに、奇跡的に乗り過ごしなくちゃんと帰ることができた。

撮影隊としてはこれからが本当の仕事。画像のチェックと編集が待っている。