Huawei Ascend Mate7のMarshmallow正式版B522

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

多くの方に見ていただいたこのエントリーですが、日本版の6.0の配布が始まったので、こちらの記事も合わせてお読みください。細かく説明するようなものでもありませんが、欧州版からダウングレードして日本語版の6.0に入れ替える手順も書いています。

欧州向けのHuawei Ascend Mate7向けに、正式なAndroid 6.0ベースのOS B522の配布が始まった。
Lollipopでさえ展開されていない日本には当然来ることはなくて、Ascend Mate7を買った人は基本Kitkat (4.4.3?)のまま使うことになっちゃうんだけど、4.4と6.0じゃあまりに機能が違い過ぎるし、セキュリティ面でもOSは新しいほうがいいに決まってる。

と思っていたら、6月末から展開が始まる予定のマシュマロアップデートの中にMate7が入ってきた
緊急地震速報への対応が含まれるらしいんで、キャリアスマホ同様に警報が鳴ってくれるのはありがたい。
問題は、娘用のMate7を日本向けのアップデートで更新できるかどうか。そのためには、4.4に戻すためのパッケージがどこかにないといけない気が。。。まぁ、いざとなったら今のまま使えばいいわけだけどね。

なんて喜んでいたら、1ヶ月は延期されるらしい。この流れ、ポシャる確率80%ってとこかな。

日本向けに売られているハードにinternational版のファームをインストールすることはリスクもあるし、4.4のユーザーデータを消さないと動かないものもあるから、ある程度使っていると、データを消してまでアップグレードする気にはなれないだろうね。ということで、アプリ用の権限も細かく変更できるようになってるし、娘用に買ったAscend Mate7はB522を入れてから本人に渡そうと思った次第。

ここに書くことはあくまで自分の作業記録みたいなもので、成功を保証するものでもなんでもありません。

20160501001138.JPG

正式版Marshmallowへのアップデートはいくつもの方法があるけど、B513というビルドをベースにしないとB522は適用できないらしいんで、今使っているMate7がストック状態の4.4.3だったら、最短の流れは、

  1. B329のフルパッケージupdate.appをローカル更新してLollipopにする
  2. B513の差分アップデートupdate.zipをインストールしてMarshmallow β版にする
  3. B522のフルパッケージupdate.appをインストールして正式版の6.0にする

という順番だと思う。

1と2はこちらの手順の通りで、30分ちょっとで終わるはず。あまりにあっけなくて拍子抜けするかも。
ただ、LTEを問題なくつかめばという話だけどね。

3の手順は、このへんからオフィシャルなB522を手に入れて、SDカードのルートにあるdlodフォルダーに、zipファイルに入っているupdate.appをコピーして、ボリューム上下と電源ボタンの3点押しで強制ローカルアップデートするというもの。電話アプリで*#*#2846579#*#*に電話してアップデートしてもいいけど。
3つ全部やったとしても1時間程度で終わる。

無事アップデートが終わったとしても、一部のネットワークの設定項目がグレーアウトしていたり、日本語表示がぐちゃぐちゃになっていることがあるんで、その場合はユーザーデータのリセットで解消できるはず。うちのは、Wi-Fiの設定を行う画面でアクセスポイントのプリシェアードキーを入力する画面で漢字がぐちゃぐちゃになっていた。

無事Wi-Fiもつながるようになり、色々といじれるようになってくると多分誰でも日本語フォントが汚いことに気づく。4.4は日本向けに作られていたこともあって、UI上の文字はとても綺麗だった。6.0は日本向けの展開が予定に入っていないからじゃないかと思うけど、見栄えの細かなところは全然調整されていなくて、特にフォントはとりあえず読める程度っぽい。

これが例で、写真にしてしまうと伝わりにくいものの、線の太さが違う漢字がところどころに混ざっている。下の写真では、「有」や「精」が特にそうで、「択」もそうかな。結構色々あるけど。このへんはちょっと残念だけど、標準カメラで斜めからドキュメントを撮影したときに補正してくれる機能が付いたり、通知エリアのキャリア名表示もLollipopからオフにできるし、2画面だったりさまざまな機能が増えているし、正式対応でなくても標準で日本語を選べることに感謝すべきなのかも。これがXiaomiだったら完全日本語化できないんだしね。

20160501002953.jpg

で、最も気になるLTEの電波の掴みはというと、うちの場合(DMM Mobile)は、SIMを挿して電源を入れてから3Gの表示が4Gになるまで1時間以上かかった。その間はこれといった操作は行わず、ただ待っただけ。
4Gを掴まなかったらどうしようかと冷や冷やしたけど、B522でも今のところ問題は無し。ツムツムが動かないという噂だけど、そこはどうなのかな。追々検証が必要かもね。