固着したV-Drumsのラックのボルトを緩める

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ホントに今更な話。
タムの位置をどうにかして下げたかったんだけど、どう頑張ってもピクリともしないラックのパイプを固定しているボルトが何本かあって、挑戦してはチューニングキーを壊すことの繰り返し(Amazonで480円くらいで売られているPearlのキーはソケット部分が裂けてしまった)。
結局、手の施しようがなくて何年もの間放置していた。

といっても、スネアのヘッドからタムのヘッドまでの落差が大きくて、どうしてもタムのリムに引っかかりやすいから叩きにくい。

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これ以上チューニングキーを壊すのもイヤだったんだけど、今回は違うタイプのを2個同時に買って、数で勝負してみることにした。1個壊れても、2個のうちどちらかでは緩むだろうという甘い考え。
買ったのは、EVANSのBIT KEYと、Pearlのハンドルが付いてて片手でぐるぐる回せるやつ。それぞれ700円弱。

まず、EVANSのBIT KEYをソケットレンチに取り付けて挑戦。
じっくり力を入れていっても全くボルトは動かず。これも想定通り。今までも、ただ力で回そうとしたところで全く動かなかったし、ペンチでつかんでてこの原理で力を入れても変わらなかった。おかげで、ソケットが裂けたりしたわけだし。

ボルトが回らないのは固着しているからで、KURE 5-56を吹き付けてしばらく放置してから再度挑戦。今回は力ではなくて、ラチェットハンドルをグーパンでガツンとやったら「パキッ!」と音が出て回り出した。V-Drumsのラックは、T字の連結部分のパーツが3本のボルトでパイプを挟むようになっているんで、1本緩むと、締め付けのバランスが崩れて他の2本も緩むことが多い。なので、1本緩んだらとどめを刺したも同然で、あとは一気に緩めることができた。
そもそも、誰だよ、こんなに固く締めた奴は?前オーナーのブラジル人?

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BIT KEYでいきなり目的を遂げてしまったんで、Pearlの変な形をしたキーは未開封。出番無し。

ということで、写真のとおり、タム1,2を固定している横のパイプを下げることができて、スネアからタムへの移動がとても楽になった。
V-Drumsのラックって、パイプがカーブしてるし、パイプを連結しているT字の部品も90度で固定するようにはできていなくて、変な角度が付けてあるのが曲者なんだよね。TAMAのPower Towerみたいにシンプルなのがいいんだけど。