1年半経過したシートフローリングとグラフィアート

我が家の床は、家の総額を抑えるためにNODAのクリアシルキーというシートフローリングを選んだ。

それまで住んでいたマンションは標準が突き板のフローリングで、フローリングなんてこんなものなのかな?っていう感覚で住んでいたから、正直、床板は色と板の幅くらいしか気にするポイントなんて無いと思っていた。
シートフローリングは、値段が安くてワックス不要で維持が楽っていうのが売りみたいだけど、そんな美味い話があるわけないじゃんということを買う前に知りたい人もいるだろうから、1年半住んだらこうなりますよ~ってことで紹介しますよ。

特筆すべきは、表面の傷の付き易さと塗膜の剥がれっぷり。うたい文句と間逆な感じだ。
表面は単なるフィルムなんで、ワックスで光沢をよみがえらせることもできず、とがったもので凹もうものなら、フィルムという素材の都合上、凹んだところが表面の色とは全く違う白いフィルムの素材の色みたいなのが出てとても目立つ。その都度、フローリングの傷消しマーカーで目立たなくしたりする。
あと、ほんとに簡単に凹む。

うちのは「かば・ブラック」っていう色。全体的に紙やすりでこすったようにザラザラになって、水や、洗剤、こどものよだれもあるかもしれないけど、液体がこぼれただけで丸く表面のクリアが剥がれたりするんで、綺麗に維持するのはほぼ不可能。というわけで、家の値段が100万あがったとしても、本当の木でできた床材を選ぶことをお勧めします。

続いて大建のグラフィアートスーパファイン。こっちは、買う前に「凹みやすい」とは聞いていたんで、ある程度は覚悟していた。でも、水周り限定で使っていることもあって、それほどひどくはなっていない。

これは、とがった物を落として表面の板が剥がれてしまったところ。多分、一番ひどい症状としてはこんなところじゃないだろうか。凹むだけのほうがまだいい。

こっちは、食器や調理器具を落としたことで軽く凹んだ部分。せいぜいこんな程度。

こっちも普通の凹み。

買う前って、ショールームでピカピカの新品ばかりを見て舞い上がってしまうけど、実際住んで使っているうちにどうなるかなんて全然わからん。使ったらどうなるかも見せてもらえると、コストとのバランスを考えやすいと思うんだけどね。情報はオープンなほうがメーカーと消費者双方のためのような気がする。