急遽間取り全てを変更

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建物が完成する日にちから逆算すると、今週末に間取りと窓を確定させなければならない。これは、市への建築確認に要する時間を最長2ヶ月と見積もると(長期優良住宅の申請をしたばあいでも、実際には1.5ヶ月くらいらしいけど)、今週末に確定させなければならないから。

でも、先月末の打ち合わせで急に北側斜線制限の話が出てきて、屋根が陸屋根じゃなくて切り妻の母屋下がりになってしまったことで、西側にある子供部屋の、窓がある壁の高さが2つとも1700mmになってしまった。1700mmって屋根裏部屋じゃないんだから、人間の身長より低いなんて許容できない。ただでさえクローゼット込みで6畳っていうサイズは広くないのに、部屋の高さまで減らさなきゃならないなんて。

ということで、あと数日しかないっていうのに、慌てて間取りの全てを変更できないものか考えてみた。

子供部屋の天井を低くさせないためには、たいして重要ではない主寝室と位置を交換しなければならない。2階部分に風呂がある新居では、単純に間取りを左右逆にして解決させることはできなくて、風呂が母屋下がりの側にはもっていけないから、風呂、洗面所、トイレの位置は変えられない。

それだけならいいんだけど、建物の中央からちょっとずれた位置に階段がある間取りという関係上、階段の位置も変更しなければならなくて、これが一番難しかった。階段が建物の東西の中心にあれば、2階の水回りを固定したままでも反転させるのは難しくないんだけど。
ということで、階段の登り切った位置を2階の東西の中心近くに持って行くために、今まで窓が付けられない位置(要は外の壁とは接していない位置)にあった階段を外壁にくっつく位置に動かした。その上で、一部をガレージにかぶせるようにすることで、妻が不満に思っていた、階段に窓がないという問題が偶然解決。
更に、階段をリビングの横に移動させたことで、リビングイン階段化させることができて、これも今までは玄関ホールのすぐ奥にあって、家族と顔を合わせなくても2階に行き来できるという不満を解決できた。ガレージは若干狭くなってしまうかもしれないけど、バイクを入れるという最大の目的さえ達成できれば、半間だけ階段が被っているのは大きな影響はないだろう。
階段をガレージにかぶせたことで1階の間取りに若干の余裕ができて、それによってLDKのサイズが1畳増えた。と、1階は良いことずくめになりそうなんだけど、唯一、北側にある洋室が、これまで長方形の6畳だったところが、長方形ではない間取りにせざるを得なくなった。

2階は、階段の位置が大きく変わったことで、主寝室のサイズが8畳から7畳になり、くっついていた1坪のウォークインクローゼットが1間のクローゼットになった。しかも、階段の1階から上る部分に若干被せてある。主寝室が狭くなって、ウォークインクローゼットが小さくなったことで余ったスペースは、元々3畳の納戸に取り込まれて、結果、納戸だったはずのスペースが4.3畳という空間になった。意匠的に窓を付ける予定だということもあり、納戸と言うよりは部屋だね。棚を付けて、下にハンガーパイプは付けておくつもりだけど、納戸的に使わないスペースは、下手したら電子ピアノを置いたり、部屋として使うことになるかも。

と、自分で考えられるプランではベストな間取りが出来たと思う。これだったら、母屋下がりの影響を受ける部屋が納戸と主寝室だけになるし、階段の天井が母屋下がりになるのは全く問題無し。階段には縦長のFIX窓を付けて採光できるようにもなったし。
あと、2階の子供部屋は母屋下がりが無くなったばかりじゃなく、窓のサイズも普通の腰窓が付けられるようになった。

問題は、このアイディアを土曜日の打ち合わせまでにハウスメーカーとデザイナーさんの間で揉んで貰ってどうなるか。構造的に無理と言われれば諦めざるをえないんだけど、1階の壁の量はほぼ増減無しだし、水回りの位置も変えていないから、決して無理のある案ではないはず。
ちなみに、左が確定しかけたこれまでの間取り。上が1階の新旧、下が2階。

間取り変更