今年のシーズンが終わりを迎える前に完調にしてラストのツーリングに臨むべく、いい加減堪えられないくらいにコツコツいっているハンドルのショックを解決させることにした。
そうそう、Stage6のF1ミラーは、見づらさに堪えられなくなって純正に戻した。純正ミラー最高!
去年の5月にステムナットの増し締めでガタつきが収まったもんだから、今回も同じだろうと思って、自分で工具をそろえて直すことも考えてたんだけど、トルクレンチやら36mmのソケットやらフックレンチを買ったところで、外したハンドルをつり下げておく場所が無いから作業は相当面倒くさくなるのは必至。工具だけでも、普通に見積もって7,000円くらいかかるだろうと思うと、踏み切るのはちょっと勇気がいる。
そんなわけで、フロンティアに電話して締めて貰うか、今日電話しても即日作業してもらえそうなMotoFootにしようか考えた結果、工賃も安いだろうってことでMotoFootに電話してみた。作業自体はできるけど、費用は実車を見てからとのこと。
店で状況を話して作業を始めて貰ったんだけど、うたた寝をしていたら呼ばれて、とにかく車両を見に来て欲しいとのこと。フロントブレーキをかけてサスペンションを沈ませると、コツンコツンとその度に振動が伝わってくるのが、アウターチューブを押さえているとわかる。アウターチューブに入っているメタルのオイルシールが摩耗してくると、インナーチューブがまっすぐ出入りしなくなって、ぐらつくことで出る振動なんだとか。それが振動の可能性があるっていうのと、ブレーキング時にショックを感じるようだったら、ブレーキディスクのフローティング構造になっているところの、固定の制度が若干低いせいもあるのでは?と言われた。これも、実際に手でニップル?を押さえていると、ブレーキング時に外のディスクがズレるのがわかった。ホントにちょっとだけなんだけど。あと、フロントを持ち上げた状態で左右にステアリングを切ったり、フロントフォークを揺すったりしてもガタはなさそうだから、ステムナットの増し締めで現象が収まる可能性は低そうだとも言われた。
確かに、実際に衝撃があることから、オイルシールが摩耗している可能性は十分にあると思う。でも、常にコツコツいってるわけじゃないから、一度ステムナットの増し締めはやっておきたいということを伝えて、可能性は低いながらも作業をお願いした。あと、店の人からの提案で、アウターチューブを90度回すことで、バイクの方向に摩耗している場合は、摩耗していない面に当たるようになって症状が和らぐ場合もあるらしく、簡単にできる作業だからということで、サービスでやってもらえることになった。
午後2時半くらいに店に着いて、作業が終わったのは午後4時過ぎだったかな。途中、もう一回呼ばれて、ステムナットをほんの少し増し締めしただけでステアリングがスムーズじゃなくなるっていうのを教えてもらった。つまり、緩んでいたといえるような状況じゃなかったってことだね。大体、ナットは上下2段になっていて、それぞれに付いている溝を合わせた状態で締めて、上からずれないようにカラーをかぶせるわけだから、ベアリングが摩耗したり破損して、締め付けたときと厚みが変わったりしない限りは緩んだりしないはず。ホント、理屈の上での話だけど。
車両を受け取るときに、「いくらかは変わったかも」って店の人が期待値を下げるために言ってたけど、走り出したら違いは歴然。やるのとやらないのとじゃ大違いだ。いつも、ギャップを超えるときに「コツンってくるぞ~」って身構えながら走るようになってるんだけど、作業後はそんなこともなくて、エンジンの振動と路面からくる振動以外、ガタつきからくる振動は全然気にならなくなった。ただ、増し締めが効果があったのか、アウターチューブを90度回したのがよかったのかは不明。ただ、この先、徐々に症状が出始めるようだったら、来年4月の車検のときにオイルシールは交換しないとだめだろうな。あと、ステムベアリングも。
ちなみに、ステアリング周りの工賃は4,200円、チェーンののび調整が1,050で、メンバーズカードの提示で500円引きだった。トルクレンチ代だけで復調できてよかった
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