中古車ウォッチしてから3台試乗

今日は午後から妻と娘が友人宅に遊びに行くというんで、オレも午後からバイク屋に出かけることにした。とりあえず、橋本にあるU-Mediaに'06のMT-01の中古があるようだったんで、そこを手始めに、R16を南下してFRONTIADUCATI東名横浜のコースで走ることに。
U-Mediaに着いたときにはヘルメットの中はサウナ状態。パンチメッシュとはいえ、レザーパンツを履いていたこともあって、もの凄い暑さだ。ただ、これが空冷の400だからこれで済んでるけど、水冷のリッタークラスだったら死ぬね。
2Fの中古車フロアに上がってみると、ありましたありました、MT-01が。
MT-01 2006年 部分的に黒いエンジン
MT-01のデザインは今も一番好きなんだけど、エンジンがシルバーなのはちょっと避けたい。ヤマハのエンジンはアルミの腐食が激しいのと、デザイン的にもエンジン全体が黒い方が締まっていて好きなんで、エンジンは塗装されてたほうがいい。個人的には07モデルのホワイトがコントラストがハッキリしていて一番好きなんだけど、予算の都合もあるんで、場合によっては06も検討対象に入れられるかどうかを見極めるべく現車を見に行ったという次第。
現物の感想は、全部真っ黒じゃなくても許容範囲かなというところ。ただ、サイレンサーのカバーまでシルバーなのは、珍しいには珍しいけど好みじゃない。標準でリムストライプとフレームのエアインテーク周りにストライプが入っているのもちょっと。。。ということで、エンジンの色は06モデルでもいいんだけど、それ以外の部分でマイナス点が多い。ちなみに、距離は2239kmで、値段は125万だったかな。07モデルの新車が込み込み160ちょっとだから、25万くらいの差額で、2300km弱走った、外観で納得いかないところがある車両を選ぶのはどうかと思う。

サクサクこなすために、R16をR246方面に向かった。FRONTIAに着いて、早速SUPERDUKE 990を見せて貰った。応対してくれたのは店長さん。オレのM400を買ったのが系列店ということもあって、話はしやすかった。跨らせてもらえるかを聞いたところ、試乗できますよとの嬉しいお言葉。お金を取られることもないんで、早速試乗させてもらった。
SUPERDUKE 2007
試乗車は走行距離750kmほどの07モデル。思い切り現行モデルだ。跨ってみると、両足ともつま先立ちになる。ポジションはもはやネイキッドのポジションじゃなくて、恐らくモタードとか、そっち系のポジションだ。ハンドルはとても近いし、視点が高い。あと、噂通りシートはとても硬かった。ステップがだいぶ下なのと、何も挟まるものが無いスイングアームの付け根の左右にステップがあるんで、乗っていると左右の足の位置が近くて車体が薄っぺらく感じる。見た目ネイキッドなのに、膝が伸びて違和感のある独特のライディングポジション。クラッチも結構重たい(レリーズは関西のショップから出てるとか出てないとか)。
試乗コースは全長7km弱。四角いコースなんで、曲がるところが殆ど無い。ビクビクしながら(でも、MT-01に乗ったときほど怖くはなかった)走ると、まずはそのエンジンのレスポンスの良さと、車体の軽さに驚いた。乾燥重量で180kgはあったはずだから、それなりの重さを感じるはずなのに、左右に揺すってみると、重量配分のせいか、とても軽く感じる。エンジン音はポコポコ、ビューンって感じで、ビッグツインの鼓動感みたいなのは皆無。ゆっくり走っていると絶対つまらないバイクだ。瞬間で80km/hくらいまで引っ張ることができたけど、とにかくアクセルの付きは良かった。自分の体がとても高い位置にあるんで、プロモーションビデオみたいにギュンギュン寝かせて走るには相当慣れが必要だろうな。込み込み180万、とても買えません。
その後、すぐ近所のドゥカティ東名横浜へ移動。平日の昼ということもあってか、接客の人が足りないみたいだった。外国人2人組がHyperMotardと1098の試乗をしていてなかなか離れてくれないこともあり、全ての店の人から放置されたまま30分くらいぼーっとしてただろうか。外でコーラ飲んだり、店内で雑誌見たり。そこに店の人が飲み物を持ってきてくれたんで(前回S4Rの試乗の話をした人)、試乗したくて来たこをと伝え、ようやく試乗できることに。今回もS4Rのどのモデルが希望なのかを聞かれたけど、S4RとS4RSでエンジンが同じならS4Rに乗りたいことを伝え、HyperMotardと合わせて2台乗ることにした。
S4R 2007
まずはS4R。メーターを見ると、走行距離30kmちょっと。おろしたてだ。クラッチも重たいし、アクセルも渋い、シフトペダルもかなり重めだ。いざ出発!と思ったときに、乾式クラッチの扱いに不慣れなこともあってか、見事にエンスト。恥ずかしいスタートになったけど、その後は無事に渋滞にハマり、重たいクラッチにただ苦しめられた感じだ。でも、いざ裏道に入ってからは、慣れたモンスターのポジションということもあって気楽に走れた。確かに、排気量がこうも違えば、つまらないという気持ちにはならないな。あと、意外に排気音が静かだ。瞬間100くらいまで出したけど、余裕があるし、全然怖くない。このへんは新しいモデルの剛性の高さとか、色々な要素があるんだろう。悪くはないけど、自分にとって目新しさが足りない。息が長いモデルだけあって街に溢れてるし、そこまでモンスターに思い入れも無いしね。
HyperMotard
続いて、今日のメインディッシュ、HyperMotardの試乗。エンジン音は結構元気。ポジションはSUPERDUKEに近いけど、今日乗った中では一番シートが高かった。デザイン上の大きな特徴のミラーは、、、正直視点の移動量が大きくて見づらい。あと、平地で合わせておくと、アップダウンの勾配で全然見えなくなるところがイマイチだ。ハンドル幅もかなり広くなっちゃうし。試乗車は700kmくらい走ってたから、こっちのほうがクラッチは軽かったし、操作は楽だったかな。とりあえず、走ってると通りかかるバイク乗りの視線を感じる。目立ち度合いは抜群だ。ゆっくり走っていても、ビッグツインの鼓動感が残っていて、それはそれで楽しめそうな気はした。ポジションに不慣れなこともあってS4Rほど気楽には乗れなかったけど、試乗コースで鋭角に曲がるところで少々不安に感じたときは「バイクに任せればいいか」と倒れるままに倒して曲がったら意外とどうにかなった。目新しさという点ではSUPERDUKE以上かな。きっとこの先町に溢れるだろうから、今だけのものかもしれないけどね。(ほぼ1日1台のペースで売れるとか)

試乗を終えて店に戻ると、念のために見積もりを作ってあるとのこと。「いや、そんなつもりじゃ。。。」という気分で、とりあえず話だけしてみた。最近はドカもハーレーみたいに男の120回払いができるようになったらしく、金があるときに好きなだけ多く払ってローンの期間を短くできるんだそうだ。180万まるまるローンを組んでも月々1万8千円なんていうけど、繰り上げ返済しなかったら一体いくらが利息になると?つい最近も、会社経営者のそれなりの年の人が120回ローンで買ったとか言うけど、さすがにねぇ。。。
そういえば、今日試乗していた外国人は、HyperMotardと1098がたいそう気に入ったらしく、両方買いそうな感じだったとか。あるところにはあるもんだ。ちなみに、HyperMotardは3ヶ月以上待ちらしいんで、欲しいなら早くオーダーしないと、どんどん後の便になってしまうとのこと。
あと、下取りのことも聞いてみたけど、買った店ってこともあって、フレームの傷とかマフラーの傷はあるものの35で取ってくれるらしい。下取りじゃなかったら30ちょうどくらいだろうとのこと。トホホ。。。

帰りがけに、例のbimotaの店の名前を見つけることができた。あのショップはSCUDERIAというらしい。今日も店の前にTESI 2Dが置いてあった。