MT-01試乗

今日こそは試乗しようと、いくつか考えている中から車両をチョイス。やっぱり、一番乗ってみたいMT-01にしようということで、うちから近くて、道に迷わなそうな店ってことでYSP川崎中央に行くことにした。ここだったら、尻手黒川街道をひたすら走れば着く。楽ちんだ。
YSP川崎中央
何も事前確認をしないで店に行っちゃったけど、試乗車はちゃんと店の前に停めてあった。2007年モデルも2台店内にあって、白は結構格好良かったかな。店の人に声をかけて試乗したいというと、試乗は3,000円のお金がかかるということで(試乗車の任意保険やら何やらで維持に費用がかかるからなんだとか)、一瞬どうしようかと悩んだ。なにせ、財布には1,400円くらいしか手持ちが無くて、キャッシュカードも郵便局以外持ってなかったもんで。カードで支払うことができないか聞いたところ、カードは無理とのことだったんで、とりあえずダメもとで近くのファミマに行ってみた。やっぱ、来ておいて乗らないと来た意味が無いんで。
ラッキーなことにコンビニATMでも郵便局のカードでお金を引き出せる時代になっているらしく、きっちり3,000円だけおろして、店に戻って誓約書に書いてから試乗開始!
試乗車
まず、エンジンを掛けたときの車体の揺れっぷりと、揺れに反してアイドリングの静かさに感心する。敢えて書くなら「ポコポコブルブル」。これに乗っかるのか~、さぞ痺れるだろうな。。。と跨ってみると、ツインなのに両足の踵が地面に着かない。決してシートが幅広いわけではないんだけど、絶対的にシート高が高いみたいだ。250kg以上あることもあって、初めての踵が着かないバイクに緊張した。
試乗自体にコースはなくて、30~40分で戻ってきてくれればいいとのこと。土地勘が無いけど、尻手黒川を東名川崎の入り口あたりまで行って戻ってくれば30分くらいと聞いたので、そこを目指して出発した。

走り出してまず思ったのは、そのシート高からくる視点の高さ。今まで乗っていたどんなバイクよりも視点が高いんで、異次元の感覚だ。上体のポジションは楽なんだけど、下半身に少々問題があった。フレームにくっついている樹脂のプロテクターみたいなのが内ももに当たって痛いのと、ステップが比較的前にあるからか(昔乗っていたSRXを思い出した)、つま先をペダルの上に置いて走ろうとするにはかなり窮屈だ。この両方を解消するためには、脚は少しがに股、つま先はステップとペダルの間から下に向けて落としておくしかなさそう。なんかだらしないなぁ。。。

走りの方は、1速からクイッと開けたときの強烈な加速感と、背後に響く排気音の迫力の気持ちよさ。コレは凄い!2速だろうと3速だろうと、ダラダラ車の流れに乗って走っているところから、軽く捻るとズドドドドド!と大迫力の音と共に加速してくれる。その代わりというか、走っている時も結構振動が大きくて、渋滞してなくてこれなんだから、渋滞にハマりながらこれだけ揺れてたら、体が持たないんじゃないかとさえ思った。大体、2気筒で1670ccなんて普通じゃないよ。ロケット3ほどじゃないかもしれないけど。そういえば、アクセルを戻したときのアフターファイヤーが凄かったな。バンバン言ってた。東名川崎まで往復して、恐らく30分は乗らなかったと思うけど、まぁ満足できたし、あまり長いこと乗ってて何か起きると怖いっていうのもあって、寄り道しないで店に戻った。戻る頃にはエンジンも相当熱くて、油温130度は余裕で超えてそうだった。
試乗の後、店に入って店の人(後で名刺を見たら代表取締役と書いてあった)と話をしたんだけど、よほど話が好きなのか、どんどん横道にそれながら語ってくれた。値段では勝負しないけど、技術やサービスには自身があるということを強調してたな。でも、例の騒音規制の話を聞いてみたら、かなり暗い表情だった。パブリックコメントは求めていたものの、恐らくあの規制値が変わることはなくて、そのまま公布されてしまうだろうと。そうなると、日本の基準に合わせた車両を作らない国外メーカーは全滅するだろうとのことだった。当然、外国の基準に合わせた車両しか無い輸出仕様の国産車も輸入できなくなってしまうんで、この先に明るい材料は無さそうな感じ。買うなら今だよってとこだろう。今だと、06モデルの在庫が10万円引きで即納なんだそうだ。逆輸入車は1.9%の特別ローン対象なんで、銀行から借りるよりもずっと安い金利だし(実際には、そこまで金利を安くしている差分は店の負担になるらしく、本来100万円を36回払いで借りると7万円くらいの利息が付くところを、4万円を店の負担にして、お客は29,000円しか利息を払わなくてよくしている涙ぐましいキャンペーンとのこと)、買う気があるなら1ヶ月以内に。。。と、2万円の値引きチケットをくれた。ちなみに、試乗したときの3,000円は、成約したときに10,000円のキャッシュバックとして戻ってくる仕組みらしい。

最後に、M400の今現在のオークションでの相場を教えて貰った。ここ3ヶ月くらいにオークションで落札された車両は、M400ieで43万円前後が多かった。距離はあまり重要ではないみたいで、12,000kmの車両でさえ44万円くらい。ただ、オレのはマフラーとフレームの塗装に傷があるし、フェンダーも傷ついたままなんで、買い取り業者の儲け分を考えると40には達しない模様。とりあえず、この相場を頭に入れて買い取りの役に立ててみては?とのことだった。

MT-01にも乗れたし、色々面白い話も聞けたし、YSP川崎中央は近所ってわけじゃないけど良い店そうだ。
自分のM400に跨って、そのコンパクトさと軽さを実感しながら荏田のU-Mediaに向かった。アプリリアのTUONOは1Fに下ろされてて、まだ売れてないみたい。CAGIVAのXTRA-RAPTORは売れちゃってて、V-RAPTORだけが残っていた。値段はやっぱり83万円。処分価格なのかな?2Fに上がってみたけど、特に気になる車両もなく、Multistrada 1000DSにまたがってみたくらいかな。ハンドルが近くて脚はつま先立ち。楽ちんそうだけど、ちょっとな~という感じだ。そのままドカ東名横浜に行こうかとも思ったけど、空に雲が多くなってきたんで、家に帰ることにした。