バイク三昧な一日

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 今日は妻が娘を連れてドライフラワーでクリスマスリースを作る教室に行くというので、ひとりの時間はバイク屋巡りをすることにした。コースは何日か前から決めていて、R246を南下するルートだ。今日は天気が良かったけど風がちょっと冷たくて、一昨日、ドライバースタンド2りんかんで買った冬用のアウターパンツの効果を試すにはもってこいな日だった。
 乗り始めから実に快適で、わざと足首が出る短めのパンツをはいて出かけてみたけど、確かに足首はスースーするけど、脛や腿に感じる気温が全く違っていて、冬に走っている気がしないほど。費用対効果抜群な買い物だった。(一番安いパンツだったんで、30%OFFで5,000円ほど) 快適~!と、川崎街道を登戸方面に向かい、東名川崎方面からあざみ野へ降りてR246へ。まず最初の目的地、U-MEDIA横浜青葉へ。ユーメディアへはDUCATIのM400の中古を見に行ったんだけど、店に入ってみると、先月出たばかりのKAWASAKIのER-6Nが置いてあったりして、まぁまぁ行った価値があったかな。SACHSのMADASSの中古もあって、これも初めてお目に掛かった。肝心のM400は、現行のインジェクションになったモデルの中古は1台あったかもしれないけど、次に行く予定のDUCATI 東名横浜で試乗するつもりだったんで、誰も話しかけてこなかったこともあって、適当に店内を見て店を後にした。
マダスの中古が17.8万ER-6nM400 DARKハヤシカスタム

 続いてDUCATI 東名横浜へ。バイクの外車ディーラーなんて初めてなんで、さすがに空気が読めずに緊張した。ピットにいたメカニックも割とスルーな雰囲気。外車ディーラーの敷居は高いのか?と感じながら、とりあえずショールームへ。さすがに店内には新車しか無く、かつ、目当ての車両がどれなのかもよくわからないままうろついていると、店の人が要件を聞きにきてくれた。とりあえずM400を見に来たことを伝え、「M400はシリンダーが小さいから、ツインとしてはつまらないという話を耳にするんだけど…」と切り出してみた。さすがに最初からこれでは気分が悪かったのか、困った表情をされてしまい、1車種しか選べないという意味ではつまらないかもしれませんねと返された。試乗車が店の前に置いてるので、とりあえず乗ってみたいということを伝えて書類に記入。コースの説明を受けていざ試乗へ。
 車の試乗ならディーラーマンが同乗するわけだけど、バイクの試乗は乗り手任せ。勝手にどうぞって感じ。とりあえずまがたって、シングル以外のシートの幅を数年ぶりに実感した。腿の内側に結構あたるのね。クラッチレバーはとても遠く、手が小さい自分にはちょっと難しい。油圧クラッチなんで、スコッと軽く切れる。ライディングポジションは結構前傾がキツ目で、セパハンのSRXなど比ではない。街乗り用にはアップハンに変更しないと辛い気がした。ギアは6速で、カッコンカッコンと入って気持ちがいい。2004年モデルからインジェクションに変更されたことで格段に乗りやすくなったとは聞いていたけど、確かに、エンジンをかけたばかりなのにとってもスムーズだ。シリンダーが小さいからツインという気はしなくて、鼓動感は薄いものの、そのせいでスムーズに走れてしまう。パワーバンドの遙か下の回転数で走ろうとすると、ノック気味になってドドンドドンという感じでツインの鼓動が分かる程度で、音も静かだし、ただ乗りやすいというのが最初の印象だった。
 コース通りにR16から裏道に入って、車通りがまばらな太い道に出た。待ってましたとばかりにアクセルを開けてみると、さすがに最近のバイクは違うなー、普通に乗りやすい。それによく曲がる。いいバイクに乗ると、バイクが腕の悪さをカバーしてくれるとはよく聞く話だけど、実際そうなんだなと実感した。またR246に入ってディーラーまで渋滞をノロノロと走って帰還。数kmの試乗を終えた。平日で暇なこともあったのか、店の外までお茶を持ってきてくれた。これにはビビッた。お茶を飲みながら、営業の人と乗った感想なんかを話した。正直、バイクではかっ飛ばす性分ではないし、大半は通勤でしか使わないし、大型免許を取ってまで、もてあます大きさのバイクに乗る気も無いことなどなどを話して、M400はかなり手頃なバイクだと感じたことなどなど。中古が1台あったはずなので、とりあえず見せてもらった。登録しただけで走行距離が23kmの2005年モデルが1台あった。グレーメタリックでホイールは赤。悪くない色だ。基本的に新車だし、保証もちゃんとしてる。値段は69万円。車体が66万で、それに税金が加わってる。参考までに、見積もりをもらうことにした。頭金を10万で、ボーナス3万で、36回払いだと、月々たったの14,800円!うーん、悩む。今週末は中古車フェアをやるとかで、DMを見て来場者が増えることで売れてしまう可能性があるので、買う気があるならお早めに…とのことだった。

 DUCATIを後にして、更にR246を南下。渋滞のR246をのんびり走って、金田陸橋の測道に入って左折。ハヤシカスタムを目指した。目指したというか、陸橋から100mくらいで着いちゃうんだよね。最初の信号のところに店があるんで。
 店の外には試乗車の500cc化されたSRX400が置いてあり、他にも販売車両がちらほら。とりあえず店に入ってみた。白髪の社長らしき人がいたので、エンジンから異音がするので、とりあえず聞いてもらいたいということを話て聞いてもらった。が、過去にもこういう音が出るという車両があって、色々交換してみたけど治らなかったという話を聞いた。これまでに何軒かの店で音を聞いてもらったけど、「よくある音」として片づけられてしまったことなどを伝えた。やっぱり、SRXでは出てしまう車両があるらしく、バラしても全く異常が見られないことも多いんだとか。あと、この音自体は故障に繋がる音ではないという話も聞いた。ひとまずは安心かな。
 で、音を消すためにバラす気があるなら、500cc化してみてはどうかとのこと。500cc化は、ピストンは400ccのままで、クランクを600ccのものに交換してストロークを増やすんだそうな。クランク以外にも色んな部品を新品に交換するらしい。で、試乗車に乗ってみることを薦められたので、店の前にある試乗車に乗ってみた。エンジンは500cc、マフラーはハヤシカスタムオリジナル、キャブはCR 33φ、クラッチはハヤシカスタムオリジナルの油圧クラッチキット付きというもの。エンジンをかけると、パパパパという渇いた音がする。キャブがCRなんで、アクセルがとにかく重たい。更に、油圧クラッチのおかげでクラッチのミートポイントがえらく近い。しっかり握らないと切れないから、少々扱いにくいと感じた。
 試乗する場所を教えてもらって、注意点を聞いてからスタート。とにかくアクセルが重たい。500cc化されて吸排気をいじってある車両のパワーは凄くて、シリンダーが爆発を繰り返しながら地面を蹴っているのがはっきり感じられる。それに、その1回1回の爆発が力強くて、DUCATIはどれだけいじってもこうはならないだろうなと思った。本当に、地面を蹴っている感覚が伝わってきて面白いわけ。
 試乗を終えて店に戻ってお金の話を聞いた。組上がっている500ccエンジンとの交換なら25万くらい、バイクに乗っかっているエンジンをいじるなら、うちのバイクの場合で全込み27万くらいだろうとのこと。SRXに長く乗ろうと思ったら、この値段はそこそこ魅力的な値段だろうと思った。500cc化すると、後輪の出力で43馬力くらいは可能だそうで、実際、店の試乗車のダイナモの結果を見せてもらったところ、43くらいを指していた。なお、預けてから仕上がるまでに3週間ほどかかるとのこと。組み立て済みのエンジンと交換するやりからなら、もっと短くて済むみたいだった。なお、社長さんはとても人がよさそうな感じで、飛び込みで行ったにもかかわらず、親切に対応してくれたことを書いておこう。
 帰りもR246をひたすら北上し、荏田のあたりから新百合ヶ丘方面に曲がって帰ってきた。なかなか内容の濃い一日で、総走行距離は80kmほど。非常に悩ましい結果だ。妻に話したら怒られるようなことばかりなんだけど…(そこが一番悩ましい)

でもって、69万の新古車はこの色。2006年モデルでは廃色になったので、この組み合わせが気に入っているなら今しかないということらしい。2006年からは黒と赤だけ。なんかつまらんね。この色を新車で買えるのも残りわずかって聞くと、内金入れたくなる気分…かっこええな。
M400メタルグレー