Welcome to Vista(古!)

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 仕事に余裕があったので(言い方を変えれば暇)、例のWindows Vista β1を入れてみた。専用にPCを用意できるわけもないので、普段仕事で使っているP4-2.4GHzのPCにVirtual PC 2004を入れた環境でテストした。社内のインストールポイントからインストールするための専用のISOイメージがあり、それを使ってインストールする。最新のビルドのものもインストールできるようだが、アクセス権の問題もあるだろうから、無難にβ1を入れることにした。
 最低限必要な要件を知らずに、メモリを256MBに設定してインストールしていたものの、インストールの終了処理で何時間経っても終了せず、その段階で同僚から最低512MBのメモリが必要なことを知らされた。すぐさまVPCの割り当てメモリを512MBに変更して再挑戦。相当時間はかかったものの、何とかインストールは終了した。

 VPC add-inをインストールすることで(VPC2004のSP1があたっていないと入れられない)、デフォルトでSVGAのドライバしかインストールされないのが、ようやくTrio64のドライバに置き換わる。この時点でやっと壁紙が麦の穂のような写真だったことがわかった。最初は16色表示jしかできず、かなり気持ち悪い壁紙が表示されている。
 その後、試行錯誤しながら設定を続け、会社のドメインに参加しようとしたところ、時刻がズレているというエラーで参加できず(実際にはVPC add-inで自動的に時計が合わせられるので、時計はジャスト)、ここまで来るのに、かなり面食らったところが多かった。それ以外にも色々あったけど、とにかく動作が重たい!来年のリリース時に必要とされる、3GHzのCPUと、512MBのメモリ、DirectX9世代のビデオカードというのは正しいようだ。VPC環境とはいえ、何かをクリックした後、反応が返るまで1秒は待つ。VPCのプロセスそのものが100%近いCPUを消費してしまうため、ホストマシンそのものも遅くなる。正直辛いと思った。新しいIE7のタブブラウジングなどはある程度体験できたものの、一般的なタブブラウザと同じなので、特に目新しいというものではなかった。若干UIが変更になったところは慣れない感じ。やはり、実際のマシンにインストールしてみて、ビデオカードを高速なものにしてみないことには、本来どう動くものなのかは判断できそうになかった。
 見た目の違いというか、細々したエフェクトが多く追加されているようだったが、その一方で全然リニューアルされていない画面もあったりして、その混ざり具合が奇妙な気がした。引き続きもう少しいじってみる予定。