原始村

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 今日は去年も行ったチームのオフサイトミーティングキャンプ。去年は伊豆だったんだけど、今年はリーダーも交代になって、去年とは全く違うコンセプトで場所が選ばれた結果、奥多摩の先、山梨の小菅村にある原始村で行われることになった。泊まる場所こそちゃんと屋根付きの部屋があるものの、文字通りのキャンプとなった。
 原始村の売りは竪穴式住居と横穴式住居風の宿泊施設。竪穴式は円錐状の茅葺きの建物で、地面の上に板を敷いた程度の簡素な造りで、横穴式は、竪穴式がある地面の下に横に掘った穴の中に二段ベッドのように寝床が作られている。自炊する施設は一般的なキャンプ場と同じで、横には川もが流れていた。
 朝9時に会社に集合して、リーダーの実家の新セレナに7人全員が乗り込んで出発。なぜか道中「火照るの墓」を見ながら移動したんだけど、天気とDVDのおかげでテンションダウン。現地に着いたのは11時40分ごろだったと思う。
昼はカレー

 道中は雨だったけど、現地は幸い雨は降っていなくて、とりあえずホッとした。テントを張って、ミーティング場所の準備をしてから食事の準備。昼はキャンプの定番カレーだった。ただ、飯ごう炊飯はエキスパートがいなかったので、かなーり手探りな感じ。加減がわからなくて、最初に炊いた分は水不足&長く火に掛けすぎて焦げまくってしまった。それから徐々にわかってきて、みんなが満腹になったときに炊けた最後の1杯は一番上手に炊けたようだった。カレーは2種類のルーをミックスして、肉を炒める時点でスパイスで味付けしていたこともあって好評だった。
 午後は17時過ぎまでディスカッションのはずだったけど、管理人のおじちゃんが、温泉が早く終わっちゃうから16時半には温泉に行った方がいいと言ってくる。なので、予定を変更して16時にテントを片づけて温泉に行った。原始村にはシャワーがあるらしいんだけど、最近落雷があったとかで、そのせいで壊れてしまったとか。なので、風呂に入るには「小菅の湯」まで行くしかない。ただ、今日は全額会社の研修費用として精算できるので、温泉の代金ももちろん会社持ち。小菅の湯は、昔バイクで小菅村から大月まで抜ける途中で寄り道したことはあったけど、実際に入るのはこれが初めて。低温温泉らしく、いくつかある湯船は全部ぬるいお湯だった。そこそこに熱いのが好みのオレには今ひとつ…
 温泉を17時半に出て、原始村に戻ってからディスカッションを継続。19時半頃になったので、バーベキューの準備を始めた。このころには台風の影響で雨が降っていたけど、まだ霧雨で楽に耐えられる程度。で、準備を始めようとしたところ、肝心の鉄板が無いことに気づいた。管理人のおじちゃんが昼に出しているのは見たものの、どうやら片づけて帰ってしまったらしい。夜は誰もいなくなるので、薪が足りなくなったりするとどうにもならない場所だ。とりあえずおじちゃんの自宅に電話して鉄板を借りることにしたものの、傍らにあった網にアルミホイルを巻けばどうにか肉が焼けそうだったので、鉄板を借りるのはキャンセルした。(借りておけば後々楽だったとは思うんだけど)
 いざ焼き始めてみると、いつまで経っても肉は焼けてこない。アルミホイルが破れないように三重に巻いたらしんだけど、どうやらこれは厚すぎたようで、アルミの上に手をかざしても全く熱を感じないという状況だった。しょうがないので、アルミに箸で穴を開けまくったところ、どうにか焼けるようになってきた。でも、鉄板とは熱の質が違うのか、美味しいカルビにはならなかったな。リーダーが七輪も持ってきていたので、そこではししゃもやら椎茸、エリンギを焼いた。こっちはなかなかいい感じに焼けて美味しかったんだけどねー。あと、BBQが始まってすぐのタイミングで、特別ゲストとして去年までのリーダーが登場。普段は車に乗らないのに、現リーダーの脅迫まがいの一言で、調布でレンタカーを借りて駆けつけたようだった。よくもこんな山奥まで一人で来たもんだと感心した。散々肉を食べ、500mlのビールを3,4本飲んで満腹になり、最後に鍋で焼きそばを焼いて締めた。片づけの後は再び竪穴式住居でディスカッション。とはいっても、オレはすぐに寝てしまったようだけど。
 確か12時を回っていたんじゃないかと思うんだけど、飲みも終わり、女性陣は竪穴式で、男性陣は横穴式で就寝。なぜか、いい年して世界の都市名でしりとりをしながら一人一人眠さに耐えきれずに脱落していくというパターンで眠りについた。