続・気になるアイテム

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 このところ、日本においてあるWebサーバーの調子も芳しくなく、録画したテレビ番組のファイルを一旦Webサーバーに転送してからHTTPのダウンロードマネージャでUSに吸い上げるという方法がうまくいかないことがあります。録画PCからサーバーに転送する際に固まることがまれにあって、一番安定していると思っていたOBSSまで数日おきにリブートが必要な有様です。また、MovableTypeがOBSSにとってとても重いソフトという事実もあるため、最近のLinux用アプリがストレスなく動くレベルのマシンへの置き換えを検討しています。当初は、コンパクトかつ静かという点でVIAのEPIA-ME 6000を組み込んだ小型PCを考えていたのですが、いろいろと探しているうちに、ASUSのDiGiMatrixに行き着いてしまいました。
DiGiMatrix

 DiGiMatrixの発売は2003年にさかのぼってしまうほど古い製品なのですが、後継機が発表されたものの発売にはいたっておらず、いまだこの手のAV融合型PCの中でも存在感は十分だと思います。何といっても、TVチューナー内蔵、ギガビットETHER内蔵、無線LAN(11bですが)内蔵、リモコン付、FMチューナー内蔵、TV出力あり、7メディアカードスロット付などなど、値段に対して装備がてんこ盛りです。さらに、3.5インチドライブと5インチドライブを増設するための拡張ボックスが付属するので、本気でTV録画+DVD保存マシンに仕上げることも可能な拡張性もあります。日本では7万円前後の値段で売られていたこともあるほど高価ですが、USでの価格を調べてみると、最も安い店では$257という激安価格です。そういえば、ほりえもんのlivedoorでも、ic-TV BOXという名前で拡張ボックス抜きで5万円という割り増し価格で売られているようですね。
 livedoorの組み立て手順にもあるように、基本的には、Windowsをインストールすることを前提にしたハードなのですが、Linuxを入れて使っている人もいます。その場合、TVチューナーなどの部分は使えないのかというとそうでもなく、こんなふうにMythTVを入れて使おうとしている人もいます。MythTV自体はLinuxの世界ではよく使われているソフトのようですが、DiGiMatrixのハードを全て安定して制御することはできていないようです。その点が少々もったいない気はするのですが、新しいWebサーバー兼ファイルサーバー兼録画PCとして使える可能性もあって、かつ日本とは比較にならない安い値段で手に入るので、昨日から、今現在の物欲の筆頭です。いざとなったら、DiGiMatrixはWinXP(またはMCEを入れるのもありでしょう)で使って、その上にVirtualPCを乗せてLinuxを動かしてMovableTypeを…という使い方もありなので、やり方はいくらでもありそうです。