届いたPresarioを分解したところ

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 出品者は自分で分解改造などはしていないとのことでしたが、そもそも、外見の時点でねじが足りなかったりしています。左右対称のはずのネジも対象じゃなかったり。どうせそんなことだろうと思っていたので別段驚きも怒りもしませんでしたが。で、CPU周りまで分解してみると、DIPスイッチをいじった形跡もありました。PresarioのDIPスイッチにはフィルムが貼ってあり、出荷時に動かしたものと動かしていないものがはっきりわかるようになっているので一目瞭然です。CPUソケットにも、後から力を加えた形跡もあったので、明らかにクロックアップに失敗して不安定になった代物のようです。
 とりあえずWinMeを入れてみようとしましたが、手持ちのFDDをつないでみても、ブート時に全くアクセスしている気配がありません。BIOS画面が手持ちの14XL344のものとページ数が違う(一致するページも表示項目の数が少ない)時点でBIOSが一部不良の様子でした。そのせいもあるのかもしれません。仕方が無いので、14XL344にHDDを取り付け、そっち側でWinMeを入れてからHDDを移し変える戦法を取ります。とりあえずWinMeを入れて、その後でCOMPAQのサイトから持ってきた最新BIOSを入れれば復旧も可能と思ったためです。無事にWinMeが起動し、最新BIOSをインストールすることとなりましたが、リブートのタイミングで正常にリブートせず、ブチッという音とともに電源が落ちてしまいます。結果、BIOS更新のプログラムは走りません。もしかすると、工場出荷時の状態にレストアしてからでないと、BIOSアップデートのプログラムが正常に動かない仕掛けなのかもしれないので、レストアCDから戻したいのは山々ですが、あいにく手持ちのHDDは1GBしかなく、これではアプリてんこ盛りの工場出荷状態に戻せません。アップデートプログラムの中身は、フラッシュプログラム本体とBIOSのイメージだけなのですが…
 手持ちの資源では万策尽きた感じだったので、作業はここで終了です。今回いじった感じでは、一番の問題はBIOSが破損していそうなところです。キーをたたいていると画面が乱れたり、突然リセットされたりすることもありましたが、OSのインストールも正常でしたし、不動品というほどひどいものでもなさそうです。ノーマルな作業に飽きたのでWindows Server 2003 を入れてみようとしましたが、HDDの容量が1.6GB無いと駄目と怒られました。
 ちなみに、344と444の違いであるNICの有無ですが、MINI-PCIのカードを444から344に移植したら、344のLANポートが使えるようになりました。COMPAQの何とかという製品のドライバがWinXPに用意されていたので、何も苦労しませんでした。もともと結線もされているんですね。