HXW AVATAR PD708が到着

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アリエクのブラックフライデーで9000円オフのクーポンがあったので、送料が6000円以上かかったとしても元の売値よりも安くなるということでHXW AVATARのPD708というサンプラーパッドを買ったのが11/25。2,3日で発送されて(ショップから検品と梱包時の詳細な写真も受領)、きっと1週間もしたら届くんだろうなと期待していたものの、通関までは追跡できて、そこから国内業者に引き渡されたとは出ていても国内の追跡番号がないまま10日以上経過しました。
こうなったら、30日経過して返金依頼してから奇跡的に届けばタダでもらえる!と期待したんですが、発送から3週間弱で配達されました。国内の配達業者は佐川でした。

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荷物に貼られていた追跡番号で追跡したところ、りんくう営業所から中継センターに行くまでの間1週間何も動きがありません。そもそもりんくう営業所から動かなかったのが原因なんでしょうけど、佐川は結構やばめの遅延が起きているらしく、国内国際問わず佐川扱いの荷物は軒並み遅延しているみたいです。

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途中でどう扱われたのかわかりませんが、高額商品なのにまずまず雑に扱われてたようです。重量で送料が決まる都合上、外を段ボールで二重に覆って送ってくれることもなく、いつもどおりのエアキャップで巻いてテープでぐるぐる巻きなだけでは薄い厚紙の箱はボコボコです。

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中身は本体と取説(中国語のみ)とACアダプターだけなんですが、ACアダプターが入った箱は裂けていました。
なかなかこれだけ壊れて届くことも珍しい気がします。
取説はHWXのサポートページから英語版をダウンロードします。ファームウェアもここです。

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特に心配だったのが電源で、プラグ形状が合わなければ自前で用意すればいいと思っていましたが、アダプターは240vまで対応しているアダプターらしく、プラグはちゃんとJPだけが付いていました。ここは親切ですね。ショップ個別の対応によるものかもしれませんが。

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あと、これはそもそも付属品かわかりませんが、本体背面のインプット端子に3.5mmと6.35mmの変換プラグが刺さったままになっていました。(ほかの人のYouTube動画でも背面端子の画像にはこれが映っていたので標準かも)

箱はボロボロだったものの本体は無傷で、問題なく起動して音も出ます。ファームウェアは古かった(1.2xだったはず)ので更新が必要でした。スタンドへの取り付けはSPD-SX用というかRoland用の音源マウントが適合するので、これはアリエクで2000円くらいで買っておいたものを本体底面に取り付けて、あらかじめ買っておいたTAMAのHPS80Wに取り付けます。

実際に本体を載せると、ハイハット用のCY-5とスネア用のPDX-8とのスペースは結構きつくなりますが、クランプ類の向きを工夫すればどうにかなります。(1枚目の写真)
本体の質感は高級感こそありませんが、造りはしっかりしています。シリコンのパッドは少しやわらかめですが跳ね返りは悪くありません。ただ、液晶はコストダウンしすぎでレスポンスがとにかく悪く、ドットにムラもあってあまり見やすくはありません。コントラストを13くらいまで上げれば見やすさは改善されます。

まずはファームウェアとサウンドライブラリの更新から取り掛かりました。
ファームウェアはv1.34、サウンドライブラリは1.07が最新なので、YouTubeの手順に従ってUSBメモリーにコピーして更新します。ファームはサイズが小さいのですぐ終わりますが、サウンドライブラリは1回目は47%でフリーズしてしまい、アダプターを抜いて再起動したので一旦ライブラリがまっさらになりました。2回目は無事完走しました。所詮ライブラリなので、ファームが動いている限り何度か試せばいいわけですが、繰り返し失敗するかもしれないので気が気ではありませんでした。

ファーム更新してからは、電源OFF時の汚い液晶のフェードアウトみたいなエフェクトがなくなり、パッと画面が消えるようになりました。

外部機器の接続

次の仕事は外付けパッドとペダル類を認識させることですが、背面にフットスイッチ用のFS1,2というモノラル端子と、ステレオの1/2, 3/4, 5/6, 7/8というパッド用の端子があって、パッド用が2個、シンバル用が2個という割り振りになっています。確認する限り、シンバルとパッドはRolandのデュアルトリガーのものであればどれも認識して動きます。ピエゾセンサーで強弱の信号が伝わる系はどのメーカーでもおそらく大丈夫でしょう。

バスドラムのペダルがYAMAHAなので、見た目をYAMAHAで統一するためにハイハットコントローラーとしてYAMAHAのHH65というのを用意ましたが、これもFS1,2で認識します。ただし、認識するようになるまで軽くハマりました。

背面には上記のとおりパッド、シンバルのデュアルトリガー用の入力が4つと、フットスイッチ用のモノラル入力が2つありますが、フットスイッチはモノラル入力とはいえスイッチ側の仕様がモノラルではないものもあるので、使用するケーブルはフットスイッチ側の仕様に合わせないといけなさそうです。
当初、モノラル入力ならケーブルもモノラルでいいだろうと思っていて、モノラルケーブルで接続しても何も起きなかったので、キックトリガーとハイハットコントローラーをAVATARのに買い換えたほうが無難なんだろうかと悩み始めたころにステレオケーブルに交換したら動くようになりました。

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フットスイッチやキックトリガーの設定は、各キットに切り替えてPADボタンを押し、カーソルキー→でFS1, FS2まで移動します。F3キーがモードというページで、モードとしてハイハットを選択すると、コントローラーの開度に応じて4種類のウェーブを割り当てる画面が現れるので(クローズを入れて5種類)、各開度ごとにウェーブを選択します。

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ペダル開度の値とベロシティのマッピングも調整することができます。

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ただ、いわゆる電子ドラムのようなレスポンスで動いてくれなさそうで、ここはハイハットコントローラーとの相性もあるのかもしれません。心配な場合はアリエクで純正のPDL-HH191を買ったほうがいいでしょう。送料入れたら今日時点で6500円くらいです。

その他気づいたこととしては、フットスイッチの設定がよくわからなくなって都度リセットしたくなったりするんですが、ファクトリーリセットすると以下の仮面になり、32GBっていう内臓ストレージが実はSD(TF)カードだということがわかります。PD705は内臓ストレージが512MBだったはずなので、だいぶ多くなっていますが、アクセス速度が強烈に遅いのはSDカードで接続方式も遅いからなんでしょうね。

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