ZOOM ZFX S2t をWindows 10 64bitで使う

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ネットで調べれば見つかるネタだけど、今も同じ手が通用することを確認する意味で公開。

zfx2.png
  1. ZOOMのサイトからZFX Plug-in 1.1.0をダウンロードして、ドライバーのインストールはキャンセルする。
  2. ASIO4ALLをインストールする。
  3. ドライバーのインストーラー(S2tC5.1t_ASIO.exe)を7zipなどで開いて、中にあるzms2c5ap.dllだけをSysWOW64にコピーする。(パスが通ったところであればどこでもいいと思うけど)zfx4.png
  4. ZFX Plug-inを起動すると、ZOOM製のASIOドライバーを入れていないので、プログラムが期待するASIOデバイスが見つからなくて怒られる。
    zfx1.png
  5. OKをクリックすればZFX Plug-inが起動できるので、ASIOのデバイスとしてASIO4ALLを選択し、レイテンシーなどを調整すれば終わり。
    zfx2.png
ただ、残念ながら今のところギターを持ってないので、S2tのHi-Zに何かを繋いだ時に動くかどうかは未確認。少なくとも、S2tに楽器を繋いで演奏した音を入力して、ZFX Plug-inで加工してからS2tに戻すという流れになるはずなので、ゼロレイテンシーというわけにはいかないだろうね。どのくらいの遅延が出てしまうものかは気になる。
家に妻が高校の頃に買ったっていうベースがあるから、それで試せばいいんだけど。(もちろん、ZFX Plug-inはベースにも使える)
ちなみに、ASIO4ALLを使えば、スタンドアロンのソフトシンセ類はS2tで何の問題もなく動きます。普段は、KORG microKEY2 AirをUSB接続してAddictive Keysを演奏してます。

zfx3.png

さらに、単にASIOが使えるようになっただけでは64bitのDAWから使うことができないので、32bitのVSTiを64bitのDAWでロードできるようにjBridgeを使って32bitのDLLを64bitのDLLとしてロードできるようにします。
古いソフトシンセで64bitに移行されていないようなものを使いたかったりするとき、リリースされるのを待っていても永遠にリリースされないものは意外に多いので、過去の資産を有効活用するのに最適なソフトです。
実際、jBridgeを使ってラッパーのDLLを作成し、VSTpluginsフォルダーに放り込むと、64bitのStudioOneでもこの通りロードできます。オーディオトラックを追加して、ルーティング先としてZFXPluginを指定するとちゃんと動きます。
ということで、Windowsを使っているなら、リサイクルショップでZFX Pluginを見つけたら買いですね。zfx_jbridge.jpg