去年の秋に買ったDELLのInspiron 7579だけど、実は液晶のデジタイザーが故障していて、縦にペンもタッチも反応しないラインがあることが、年賀状に手書き文字を入れていてわかった。
ペンが使えるからこのPCを買ったようなものなのに、これじゃ意味ないし、この故障のせいでゴーストタッチも起きていて、修理するか売ってしまうかで悩んでいた。
ペンが使えるからこのPCを買ったようなものなのに、これじゃ意味ないし、この故障のせいでゴーストタッチも起きていて、修理するか売ってしまうかで悩んでいた。
厄介なのは、この7579っていうモデルは、ペン対応がオプションになっていて、7579っていっても構成は複数あるというところ。なので、世にある大部分の7579はペン非対応でタッチのみのはず。ネットで見つかる部品は液晶のコネクタのピン数が40ピンのものばかりで、自分が持っているモデルの30ピンと互換性がない。
担当者からすぐに返事が来て、合うものを探してあげられると思うから、パーツの詳しい写真を送ってくれとのこと。それから数回のやりとりがあって、適合するものが見つかったという連絡をもらった。値段は送料込みで$166と格安。
支払いを済ませて2週間ほど待って、ようやく2/1に到着した。
新品時の保護フィルムが貼られていたとはいえ、品物はあまり綺麗ではない。というか、手あかが結構すごくて、新品なのか動作品から取り外したものなのかよくわからない品物だった。ウェットティッシュでふき取ってみたらティッシュが緑色になったりして、かなりヤバめ。
新品時の保護フィルムが貼られていたとはいえ、品物はあまり綺麗ではない。というか、手あかが結構すごくて、新品なのか動作品から取り外したものなのかよくわからない品物だった。ウェットティッシュでふき取ってみたらティッシュが緑色になったりして、かなりヤバめ。
とはいえ、これに交換するしかないので作業を開始。
上が届いた液晶パネル。黒いテープでカバーされていなかったり、液晶のコネクタの色や周辺の部品の構成、シルク印刷が違っていて不安。物理的な配置は同じように見えるので、付くことは付きそう。
まず、IRカメラを取り外す。2か所、両面テープで張り付いているので、これは引きはがすだけ。銅色の部分はシールドっぽくて、これはぐにゃぐにゃと曲がってしまうので、その下にあるカメラ本体を剥がすようにしないと壊れるかも。
外すコネクタは2個。左にある小さいコネクタと、右にあるeDPの30ピンコネクタ。
中央にあるボードは再利用するので、ネジを外すだけ。
中央にあるボードは再利用するので、ネジを外すだけ。
eDPのコネクタは、バーコードが印刷されたテープを下向きに剥がして、その下にある金属のツマミみたいなのを持って下方向に引っ張ると抜ける。ただそれだけ。
取り付けは逆の手順でコネクタを引っ張り上げるだけ。
取り付けは逆の手順でコネクタを引っ張り上げるだけ。
コネクタをつなぎ終わったら、閉めてしまう前に動作確認。
無事一発で画面が表示されて、
無事一発で画面が表示されて、
ペンの反応も問題なし。途切れることなく線が引けた。
液晶の輝度のむらもないし、発色はよかった。
液晶の輝度のむらもないし、発色はよかった。
作業自体は15分かからないくらいの簡単なものだけど、失敗したらお金がパーになるから、そこだけが緊張する。海外から買ったInspironは国内で修理できないから、自力でどうにかするしかないんだけどね。新しいInspiron 15 5000シリーズはペン対応が標準になってるようだから、これから買うなら5000シリーズのほうがいいだろな。英語キーボードじゃなくていいならだけど。
とにかく、気に入っているPCだから、長く使っていけそうでよかった。
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