コマエンジェル@銀座博品館劇場

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ついにここまで上り詰めたコマエンジェルの「幾星霜 OKAWARI」を撮影しに、銀座の博品館劇場に行ってきた。当日入りなんで、荷物は多いし、到着するやいなやすぐに設置、設定でとにかく忙しかった。

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ちゃんと出演者全員分の名札が作られてる。
こんな場所に自分の名札が!ってことで、記念撮影するシンガーたち。
奥に見えるのは裏の外階段。
まさかこんな劇場の裏側を見る機会をもらえるなんてね。

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まだ誰もいない劇場。キャパは400ちょっとだとか。
最後列の席を用意してもらって、ここからの撮影。かなり距離があるんで、今回はワイコン不要。
真上には照明さんが入ってコントロールする部屋がせり出していて、入らせてもらったけど、結構ステージが近く見えるいい場所だった。ただし狭い。

今回もカメラは3台。3台ともUSB接続のアダプターを使って給電するんだけど、ばらつきがあるのか、3本あるアダプターのうち1本がG7と相性が悪くて、このケーブルは使えないっていうメッセージが出てきた。他のと交換して事なきを得たけど、3本も買ってるとそういうこともあるよね。
AC電源を使わせてもらえたんで、USBバッテリーは使わずに済んだ。

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午前中にゲネがあって、午後に2公演。ゲネが終わってから本公演までの間に昼食のお弁当だったんだけど、2時間という空き時間のうち30分はSDカードからPCにデータを移す作業で取られるし、公演30分前に会場するから、2時間のうち1時間は身動きできない。残った1時間のうちある程度は設定の見直しや雑多な作業があって、その時間から食事の時間を捻出するのはかなり大変だった。
当日はメンバーとあまり話さなかったし、自分の近くには音響スタッフの方しかいなくて、結構静かな一日っていう印象。

前日入りしてないから、ゲネは完全に調整の時間に使うことになった。フォーカスが迷わないようにマニュアルフォーカスで撮影するんだけど、その焦点をあわせるのも目分量だし、立ち位置でボケすぎないように若干絞る。F5.6くらいで撮った。黒い緞帳の前でスポットが当たると確実に白飛びするから、露出は1段マイナスにして、一瞬ND4を噛まそうかとも思ったけど、明るいときはいいとして、暗いシーンでは暗すぎて話にならず、NDフィルターは使わなかった。
音声はいつもどおりZOOM H2nで別撮りしたんだけど、いつもゲインが低すぎて使い物にならないから、若干ゲイン大きめにしたところ、後で聞いたら見事にクリップさせちゃってて、これはこれで使えないという失敗をしてしまった。ゲネの後でちゃんと聞く時間が確保できなかったからだね。モニターしてたけど、撮影しながらのモニタリングなんて意味ないんだ。

なんつっても撮影中は不安だらけ。そもそも、SDカードの書き込みエラーが出るかもしれないし、ゲネでは突然撮影が停止してることがあったし、Panasonic Image Appの画面を見ながら、タップして露出を合わせる作業も気が抜けないし、そんなことをiPad 2台使って並行してやりながら音が割れているかどうかなんてわかるわけがない。幸い、FZH1はそのままの音でも、ゲインコントロールがうまく聞いて聞きやすく撮れるから助けられた。

どうにか2回の公演も満員のお客様を前に終えることが出来て、3回の公演全部を見届けた身としては感慨深いものがあったな。それぞれの公演が面白かったけど、舞台として見ると、設備も照明も博品館が1番よかったね。チケットの値段も1番いいからね。

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90分撮影すると4K 30pで65GBくらいのファイルサイズになる。
128GBのSDカードだとギリギリ2公演には足りないところが惜しい!
ファイルを逃がす時間が要らなければ、PCを持っていく必要も、公演後の作業も減っていいんだけど。
直接USBでHDDを接続したりできるようになればいいんだけどね>デジカメ

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公演の後はお楽しみの打ち上げ!
新橋駅近くの居酒屋で、日付が変わるちょっと前まで大盛り上がりだった。
ビデオ撮影はここからが本番。軽く確認する限り、マニュアルフォーカスは結構いい感じに決まってたし、色も前回の労音会館のV-Logよりまとも。(今回はCineLike-Dでホワイトバランスは4200K、露出-1)