Huawei Honor 6 Plusへの切り替えが終わって、Zenfone Selfie自体ももう手元にはないので、改めてZenfone Selfieを振り返ってみようと思う。
まずは、よかった点。
- ワンハンドUIが便利
ワンハンドUI自体は珍しい機能ではないと思うけど、ASUSのは気が利いていた。まず、縮小時のサイズが可変で、ホームボタンをダブルタップするだけでON/OFFを切り替えることができ、画面をロックしたとしても勝手に解除されない。常にワンハンドで使いたい場合、ずっと有効にしておけるのは便利。 - Wi-Fiの掴みがいい
ボディが樹脂製だから余計にだと思うけど、自宅でWi-Fiで使うときに11acが使えるのもそうだけど、電波の感度が良かった。 - バッテリーが脱着可能
ようやく3rdパーティから互換バッテリーが手に入るようになって、予備電池を持ち歩くことができるようになった。予備電池を買うことはなかったけど。 - 細かなバッテリー節約機能が便利
夜中はWi-Fiもデータ通信もオフにできるので、夜間のバッテリー消費を抑えることができる。
逆に、悪かった点。
- フレームが樹脂
これのせいで、本体がしなってしまうせいか、液晶の保護フィルムを貼っても貼っても剥がれる。ホントにイライラする。強度もそうだけど、見た目も安っぽい。 - カメラがホントに酷い
最大の売りのはずが、最もがっかりするのがカメラ。特に、焦点の合わなさが半端ない。レーザーAFどや!みたいな売りだったはずなのに、撮影するとほとんどの写真がピンボケ。びっくりするほど一貫したピンボケ。ちゃんと撮影しようとしたら、マニュアルモードにしてマニュアルフォーカスしないといけない。必然的に撮影する枚数も増えるし、何もいいことがない。 - 遅い
Snapdragonだったと思うけど、CPUのせいなのかグラフィック機能のせいなのか、ゲームには絶対向かない。なんでこんなに遅いの? - 背面がカーブしているデザイン
実際使ってみないとわからない点ではあるけど、カーブしている必要はない。ただ、エッジが薄いのと電源ボタンが上にあるおかげで、本体を持つときに電源ボタンを押し込んでしまうことが無いのはいい。でも、カーブしていることの他のメリットは無い。特に、ケース類が全く選べない。カーブしていると、手帳型のケースはフィットしないし、金属製のバンパーも無い。パクリと言われても、iPhoneみたいなフラットなデザインが王道だと思う。
と、こんな感じかな。一番の不満はフィルムが剥がれてしょうがないのと、ピンボケ写真製造機というところ。
たぶん、ASUSのスマホはもう買わないと思う。
コンセプトは悪くないんだけど、手に取りたくなる製品かというとそうではないんだよね。やっぱり「パソコンメーカーが作ったスマホ」というカテゴリーで、一般の人には浸透しないと思う。
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