日々の暮らしにハッピーエンドを

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今日、会社で(有)ドラマティックステージ代表の平野秀典さんの講演を聞く機会があった。感動プロデューサーという肩書きで、年に200本ほど企業などを対象に講演会をこなされているとか。本も何冊か執筆されていて、どれもロングセラーらしい。(オレは本を読まないんで、そういう本があることも全く知らなかったんだけど) この方、元は一部上場企業でマーケティングの職に就く一方で、プロの演劇俳優をやられていたそうで、そういう珍しい経歴で得た様々な知識をもとに、現代のビジネスできっと役立つアイディアや、そのための方法論なんかを広めることを生業にしているようだ。
最初は「胡散臭いかな」とも思ったけど、話を聞き始めてすぐに話に引き込まれ、2時間という時間はあっという間だった。 人は、物事を理解、・感じ取るときに必ず視覚、聴覚、触覚のどれかにウェイトがおかれていて、それが違う人同士の間ではコミュニケーションにミスマッチが生じることがある例とか、顧客相手の仕事とはいえ、お互いが向かい合って仕事をする方法よりも、お互いが同じゴール(できればそれはハッピーなものであればいいわけだけど、共通の悪役でもよし)を見ながら、仕事を進めるほうが良好な結果に結びつきやすいとか、顧客満足という言葉は決していい意味ではないこととか、目からうろこが何枚も落ちた気がした。で、ハッピーエンドってのは、映画だったらハッピーエンドは最後の1回きりだけど、日々の生活にしても、仕事にしても、それぞれを短編小説に見立てて、最後はハッピーエンドになるように、相手を思いやりながら(二人称の対応で)感動を与えられるよう過ごそうってこと(だと理解したけど、違うかな)。そのための方法として、視覚・聴覚・触覚のことが紹介されたっていう感じ。
感動プロデューサーという肩書きどおりというか、講演の中で出てくるエピソードはつぼにハマる人も多いらしく、泣いてる人もちらほら。もしも平野さんの話を聞ける機会があるなら、ぜひ聞いて欲しいと思った。