なぜ今ごろ初出社なのか?オフィスに入るためには本人確認のバッヂが必要ですが、前回の滞在以来、長期間USを離れたために、セキュリティ上の理由でバッヂが無効化されてしまっていました。その上、渡米してきたのがThanks Giving Dayの週で、金曜日に申請を行ったものの処理されることはなく、週をまたいでしまったというわけです。今日にしても、朝の7:30ごろに一旦様子を見るために出社していましたが、依然としてオフィスのドアを開けることはできず、あきらめて一旦アパートに戻ってメールを確認してみると、数分前にバッヂの手続きが完了したことが通知されたメールが届いていました。見事に行き違ってしまったというわけです。
早速オフィスに入り、恐らく自分の席と思われる、これまで代々の日本からのエンジニアが置いていった荷物が無造作に放置されたキューブに着きました。いざ席に来てみると、そこには2個の炊飯ジャーや2個のヘアドライヤーをはじめとする身の回りの品が置かれていて、今となってはガラクタにしかならないようなDELLのワークステーションが置いてあったりします。液晶ディスプレイは17インチと15インチが1台ずつありましたが、17インチのほうは壊れているようでした。マシンが5台あるのにモニターが1台。しかも、5台あるうちの2台はクラスタ環境構築用でしかない貧弱なマシンなので、事実上持ち球には数えられそうにありません。結局、都合3台のマシンしか無い環境です(とはいえ、最低スペックでHyperThreadingのPCで、一番高性能なものでPen4 Xeon Dual/2GB memoryなんですが)。ただ、問題なのはそれぞれのPCは前任の人たちがセットアップした環境なので、そのまま使うにしてもパスワードがわからず、ログオンができないということです。仕方がないので、片っ端からセットアップしなおしとなりました。そんなわけで、すぐに業務をはじめられる環境ではないという理由で、本来であれば今日から業務開始のはずでしたが、今日は日本とテキサスの同僚に当番を代わってもらい、私は環境構築に専念することとなりました。
今日は日本から来ていた私の上司もオフィスにいたので、昼食を外に食べに行きました。Issaquahのダウンタウン(かなり田舎なので、田舎の商店街程度ですが)にある中華料理の店に行きましたが、$5.50でとてつもない量のランチが出てきます。また、ランチの多くにはSweet and Sourという文字が多く見られ、出てきたものは、鶏のから揚げに甘酸っぱいジャムのような真っ赤なソースがかかった奇妙な食べ物でした。多くの場合、レモンや柑橘類味らしいのですが、こちらでの生活が長い私の上司でさえ、この赤いソースには閉口していました。よほどマズかったのでしょう。あそこまで甘いと、口飽きするのも早く、食べきるのはちょっと無理です。食べきれずに食事を終え、こちらで使うためのプリペイド携帯に$25分の通話料を追加するためにT-mobileによってオフィスに戻りました。
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