代車を借りるつもりが…

 不幸にも予定外の徹夜をしてしまい、今日の午後にディーラーに代車を借りに行くのが大変になってしまいました。なので、8時に会社から出て、9時の開店にあわせてディーラーに出向き、代車が借りられるようなら借りて帰ろうと思いました。ディーラーの前まで行くと、Bi-turboが駐車場に停めてありました。作業の途中で外に追い出されているんだろうと思って、そのまま店に入ると、サービスのIさんが「終わらせましたよ」とか言ってきます。どうやら、一週間かからずに全部終わったようでした。
M5 3.8L用マフラーと古い直管マフラークラッチ部分とエキゾースト破損したシフトフォークブッシュ

 今回の修理のメインだったクラッチの問題ですが、3枚目の写真にもあるように、シフトフォークのブッシュ(樹脂製)の摩耗どころではなく、完全に割れてしまっていました。これはクラッチペダルを踏んだときに、クラッチを押すときの支点になる部品で、変形して短くなったりすると、クラッチが重くなったり切れが悪くなったりする部品だそうです。今回は、派手に割れてしまっていたために、てこの原理で、クラッチを切るために通常よりも多くのストロークと力が必要になっていたというわけです。Iさんが色々原因を探ってくれた結果、恐らくここだろうと当たりを付けてくれたので、今回のミッション脱着に踏み切れました。まさにビンゴだったので、これで問題はすべてクリアになったというわけです。
 買った時からずーーーっと重くて渋いクラッチとシフトだったのですが、これによって、とても軽く、かつ、気持ちよくギヤが入るようになりました。たかだか3時間分くらいの工賃で直ってしまうのなら、もっと早くに徹底解明をお願いすれば良かったと思います。
 もう一点の大物、マフラー交換ですが、M5 3.8Lのマフラーはいかにも純正という見栄えで、音はいままでと比べたらゼロと言ってもいいくらいに静かになりました。M5のような野太い音になるんだろうと思っていましたが、M5よりはずっと静かなようです。しばらく走ればもう少しうるさくなるかもしれませんが。あと、直管ではなくなったためか、まだマフラーが新しいためか、何か糞詰まりのようなすっきりしない加速をするようになっています。タービンが故障中なので、この状況で加速云々を語れるわけではないのですが、静かになって、振動も減って、いままで気づかなかった部分が気になるようになってきたのかもしれません。何はともあれ、これで道ばたでいろんな人からジロジロ見られることはなくなりました。加速のときも、ヒュイーンと役に立っていないタービンの音とモーターのようなエンジンの音が聞こえるだけとなりました。オーディオも新しくなって音がよくなっているので、余計なノイズが減ってよく聞こえるようになったのはうれしい限りです。
 これら以外にも、請求書には出ていませんでしたが、ワイパーの振り幅(というよりは、位置)の調節を行ってもらったので、いまはガラスの枠のまでゴムで拭くことはなくなっているそうです。調節の仕方は、アームを根本から抜いて調節する方法ではなく、ちょっとこつがいるようでした。自力では無理そうです。

 静かになって気分良く(とはいっても、徹夜明けでとても体調は良くなかったのですが)、妻の実家への道を帰っていると、道ばたでE34関係の知人を発見したので、道ばたで30分ほど立ち話してしまいました。最近はオフミにもなかなか出られないので、E34関連の知人と会うことも少なくなってしまったので、その少ない機会に、爆音と縁を切ってディーラーで洗車したてでピカピカな車であうことができたのは良かったと思います。たまにしか会えないのに、そのたびに「相変わらずだなぁ」じゃつまらないので。

 そんなわけで、残すはタービン、エキマニになりました。こればかりはしばらく資金を貯める時間が必要なので、帰国後までおあずけとなります。