シアトルに、ちょっと名の知られたDixie's BBQという店があります。今トレーニングを受けているチームでは、伝統的にここのホットドッグを食べないとトレーニングに来たことにならないらしく、例外無く私も連れて行かれました。こっちの人たちは、仕事以外のことでも平気で時間を割くようで、11時くらいから車で出かけちゃいました。Dixie'sはオフィスから高速に乗ってだいぶかかります。片道30分以上。
店に着くと、名物オヤジがお客にThe Manを勧めています。ここは、ホットドッグはもちろんおいしくて、Best BBQ of Americaだかなんだかそういう賞を何度ももらっている店なのですが、それ以上にThe Man(濃縮された唐辛子のソース)とこのオヤジが名物みたいです。かなりの人気店で、時間帯を問わずいつも行列ができています。
このおやじ、見覚えが無い顔を見ると「初めてか!?どこから来た?」と聞いてきます。見るからに南の国から来たっぽいなまりのオヤジです。日本からだというと、不吉に笑って人差し指をクイッと動かし、「こっちにこい」と店の中に連れて行かれて、世界地図にピンを刺すように言われます。大体、世界地図の中で日本は物凄く小さいわけで、もう既にピンはいっぱいです。それでもピンを刺して行列に復帰。(その地図には何故か山形の酒田が出ていた)しばらく待って順番が回ってきたので、Dixie's Specialを注文しました。ホットドッグとはいうものの、パンの上に一応ソーセージを乗せてから、牛肉を煮たものを大量に乗せるため、とても普通のホットドッグのようには食べられません。写真のように、フォークで食べます。
席に着いたときにあのオヤジが来ました。フォークにちょっとだけThe Manをつけて、なめてみろと言います。結構馬鹿にしていたのですが、想像をはるかに超える辛さです。何をどうやったらここまで辛くなるのか?というくらいに。あまりに辛そうな顔をしていると、オヤジはそれで満足して帰っていってしまいました。でも、実際この肉はスパイスが無いといまいちおいしそうではありません。結局、恐る恐る呼び戻してティースプーンの1/3くらいの量をかけて貰いました。肉をかきまぜて食べます。これっぽっちの量でも強烈に辛いです。もう殆ど味はわかりません。首筋に汗を掻いてしまいました。でも、おいしかったです。この日、夕方になって、どうも腹が痛くなってきました。
この日は独立記念日の翌日で土日とはさまれていることもあって、休む人が大勢いてオフィスは静かでした。久しぶりに私たちも早く帰って、今日こそはとスターウォーズエピソード2を観るべく映画館に行きました。ホテルからちょっとの位置に映画館をはじめ、レストランやコーヒーショップがあるアミューズメント施設みたいなのがあります。(この近くに佐々木がよく食べに来る焼肉屋があるらしいです)既に開演時間を5分過ぎていましたが、まだ予告編だろうということで$8.25を払って中へ。さすがに殆どの映画館が今週で上映を終える映画なだけに中はガラガラです。あまり聞き取れなかったのですが、映像と部分的な単語が理解できるだけでストーリーが追えたので、十分に楽しむことができました。今回はYodaが凄かったです。
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