シャドーライン取り付け<後編>

前回はアウターウェザーストリップの取り外しを諦めたことで、ドアの上のラインのみの交換で終わってしまいました。その後アウターウェザーストリップも届いて、いよいよ残りのモールを取り付ける準備が整いました。
ウェザーストリップは新しいのが手に入ったので、位置あわせをしてモールにはめ込めばいいのですが、この位置あわせが結構微妙で、古いモールに合わせて適当に取り付けてしまうと取り返しが付かないことになります。事実、後ろのドアのモールにはめ込んだストリップを二度はずさなくてはいけない事態に陥ってしまい、危うく新品のストリップを壊してしまうところでした。何とか綺麗に取り外さなくてはいけないと考えた結果、またしても割り箸で綺麗に取れることを発見しました。
 右の写真のように、モールとウェザーストリップの間に割り箸をさしこみます。どんどん奥までさし込んだら、その箸の先端にもう1本の割り箸を横にしてTの字のようにしてグイグイ押し込みます。横にしている割り箸だけでもいいのですが、これだと持ち上がる確度が急すぎて、ストリップが曲がってしまいます。綺麗に取るために、なるべく曲げる確度は緩いほうがいいでしょう。このとき、ストリップが楽にモールから剥がれて、割り箸の滑りもよくなるようにCRC556なんかを吹き付けるのもいいかもしれません。外の下のモールは垂直にさし込んであるだけなので、古いモールを抜き取って、ストリップを移植してからシャドーモールを取り付けて交換終了です。位置合わせだけはとにかく慎重にやったほうがいいです。

ウェザーストリップウェザーストリップ
ウェザーストリップはこんな感じで割り箸を突っ込めば取れます。

車内のモールは内張を外せば構造はすぐにわかりますので、そのまま交換します。至ってシンプルです。内張を外すのに少々コツが要るかもしれないので、ここで苦労するかもしれません。私はフロントドアの内張がはずせなくてディーラーに駆け込んで教えてもらいました。あと、前ドアの外のモールはミラーを外さないと交換できません。ハイファイシステム化されたモデルではツィーターを取り外すのに苦労するかもしれません。
 これで何とか業者に頼まないでシャドーラインへの交換が完了しました。やってやれないことはありませんし、個人輸入すれば3万円ちょっとでできちゃいます。(アウターウェザーストリップも忘れずに輸入しましょう)
完成

今回せっかくミラーを外したので、シャドーラインよりも前に輸入していたハイファイシステムのツィーターも取り付けました。ハイファイなんて書くと高尚なもののように見えますが、単にドアミラーの裏側に付くツィーターです。取り付けるにあたって一番の心配事はスピーカー用の配線がドアまで来ているかということでした。万が一来ていないとなると、ドアの蝶番の部分に渡してあるゴムホースの中を自力で通さなくてはいけないからです。ドアの内張を外してインシュレータをめくってみると、なんと、そこには黄色いツィーター用の配線が束ねてあるではありませんか!嬉しくなって、早速ツィーターを繋いでCDを鳴らしてみると…音が出ません(悲) どうやら、根本の部分で外されてるみたいです。ヘッドユニットを引き抜いて、そのへんの配線をチェックする必要があるみたいでした。でも、とりあえずは配線が来ているので安心です。ミラー裏のみすぼらしい樹脂製の板を取り去ってツィーターを取り付けます。シャドーモール化されたこともあって、全体が黒一色で締まってます。あとは鳴ってくれれば最高ですけど(笑)これは追って調べて張りぼてじゃなくするつもりです。
ダミーのカバー取り外し後完成
以上、二週にわたってDIYでのシャドーライン取り付けについて書いてみましたが、果たしてこれが参考になったという人が世の中にどれだけ居るのやら…でも、業者に頼んで8万とか9万と言われているドレスアップなので、この程度で済むなら是非挑戦してみてほしいものです。